あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

日本のデフレは財務省の緊縮増税教理と共にある

近頃日本の政経関連の新書をいくつか読んでいて大変なやましいこととなっています。というのも著者によって評価が大きくわかれる事柄があるからです。それは安倍内閣というよりは安倍晋三元首相の政治的姿勢・思考と民主党政権についてです。 日本デフレ期概…

メイジーニアス:2024年搾取問題

人口ボーナスの惰性が法や慣習の硬直化をみせ搾取構造を保存してきました。 超少子高齢化社会の到来により人口ボーナスが人口オーナスへと転調して久しくも有効な手段を効することができず旧態依然とした方法を進めてきたゆがみが矯正されることを示す1つの…

自民党の正しい斬り方

自民党、つまり自由民主党。 これを自由-民主-党と切って読んでいるから本質を捉えそこねるのです。 このように読んでしまうとさも市民に重きをおいた人民のための政党かのような印象を抱いてしまいます。 しかしそうではない。 正しくは自由民-主-党と区切…

事の始まり・傷心

ひとの生涯は生まれることで始まるが、物語はひとが害されることで始まる。 映画や小説、アニメ、その多くはひとの死を中心として、またはそれを発端として物語が動き出す。昨今隆盛を極めている異世界ものなどその最たるもので、主人公が死ぬところから話が…

自由と欲望の相似性

不老不死でも身体・自由を拘束されては苦しみ・不自由は常人よりも大きい。 死にたくとも自由には死ねないのだから。 したがって自由は不老不死に勝る。 自由とは自らの意思で決めること。 ただしその意思は教育や文化、情報などによって形成されてゆくもの…

極端な国に極端あれかし

LGBTQやクオータ制など「日本の未来を憂いて…」みたいな独善を振りかざして批判するひとがいますが、その結果、追い込まれて自ら命を断ってしまうひとが増えたのでは本末転倒。問題の深刻化に寄与しているだけ。人口は減り、それこそ未来の納税者も納税額も…

遵法あっぷあっぷ

日本における(ひいては世界においても共通する)経済や人口や自殺といった数々の問題はルーツを一にし、その解決策は同根なのではないかとおもいます。 つまりそれは賃金。 韓国の賃金水準、日本並みに | 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報 - ジェトロ …

民主主義の名を冠した暴力

直接的物理的暴力に対して(民主主義への否定と)批判することは当然で正当でそうあるべきものです。 ただ、あまりにそのことがショッキングでセンセーショナルで顕在的であるばかりに潜在的な暴力に霞がかかり、その影響力が過小評価されてしまうことには強い…

現代アートの潮流は”塗り込められて黒”

現代アート、特にペインティングは基本的に黒の世界、塗り込める、塗り重ねる黒の時代にあると思う。その欲を、内なる様々な色をもった色彩豊かなその情動を塗り重ねてゆくために必然的に暗い色調、黒基調となってゆく。 (黒より鼠色や錆色の方が多い気がす…

腐敗した組織に共通する1つの定め

標題のごとく、腐敗した組織は共通してある1つの特徴を有しています。 それは…組織の長の任期を延長ないし撤廃していること。 任期に定めを設けている理由にはさまざまありますが、その最たるものが腐敗の防止および新陳代謝の促進。 そうであるにも関わら…

汚金と落言葉

今回の銃撃事件を皮切りに、日本における宗教と政治の関わりの問題が一挙に表面化し、連日、特に旧統一教会と一部の自民党議員との関わりや二世信者の苦悩、勧誘や金銭問題が報道されるようになり、あの日を境に状況が急変の様相を呈しています。 こうなると…

「○○はアートなのか?」と問うのはもうやめにしよう

アートを主語にする たとえば「フィギュアはアートなのか?」といったように「○○はアートなのか?」と問うことはもうやめて、「アート(と)は○○なのか?」や「アートではないものは何か?」と問題提起してゆくときがきたのではないかとおもう。 これは(本質的…

全知全能の存在はひとの願望が投影されたもの

全知全能というけれど、それが人格をもつものであるのなら、それは全知全能の存在を信じるひとの願望が投影されたものではないでしょうか。 全知全能の存在を語る前に、まず前知とはなにか、全能とはなにか、ほかの言い方をすると「知る」とはなにか、"知"や…

美術は技巧、アートは鮮度が命

とくに日本において美術とアートとは常に同義ではありません。 また、すべての美術、アートがそうであるわけではありませんが、昨今の傾向として美術は技巧、アートは新規性を土台としているものとして使い分け・言い分けられているように感じます。 そこで…

それを信用と呼ばず期待と言おう

信頼に傷がつく、信頼を損なう、信頼関係に与信管理、信用調査に信用貸し、株式信用取引に信用創造… 信用や信頼なんて言葉を使うからややこしかったり勘違いしたりするのだ。 だからこれからは「信用」なんて言わず「期待」と言おう。 期待に傷つく、期待を…

振動の美学

心震わす振動=感動 日本では「センスがある・ない」と言うとき、それは多くの場合「才能の有無」についての言及だったりしますが、英語のsenseは才能というより感覚のこと。才能はsenseというよりtalentのこと。 なにかを上手くできる ー 例えばスポーツと…

不老不死に勝る自由

充溢した力が謀る願望 古代より絶大な権力を手にした為政者は、ゆるがぬ力を得たその上で、または、それに次いで、不老不死を求めました。 では、不老不死を求める土台となっているもの、その第一義、その前提となっているものはなにかといえば、それは、思…

『記号消費社会論』最良の入門書にしてひとつの到達点

発散する記号、破綻した生産、破産に向かう消費 ボードリヤールの『消費社会の神話と構造』に書かれていることがわかれば、あるいはこの本に書かれていることに興味がもてれば、記号消費社会論との親和性が高いのではないかと思います。 …というより、記号論…

自由主義という名のユートピア

※ここで言う「自由主義」あるいは「自由主義者」とは、俗に世間であげつらわれている悪いイメージをもつそれのことであり、まったく関係ないというわけではありませんが、ハイエク、ましてや"新”自由主義の旗手フリードマンのそれを意味するものではありませ…

仕事の定義の変革のとき

仕事の公式 AIによりヒトの仕事が縮小していくことが予測されている昨今。 そしてその実感も徐々に生活の中でも見られるようになってきた直近。 仕事を定義づける。 または仕事の定義を変えるときがきたのではなかろうか? 時給換算される仕事 現代では仕事…

「きゃ~」という黄色い声についての一考察

疑問を抱いたいきさつ ワイドショーの芸能コーナーにおいて、ジャニーズ関連のニュースが報じられたとき、映画の舞台挨拶かなにかで会場中から、会場を埋め尽くす「きゃ~」という黄色い声援が飛び交っている映像が「きゃ~」というスーパーインポーズ、「き…

斜視

「あなたがどこにいても見つけられるように、あなたが産まれるずっと前から用意していたのよ。」 遺伝という理由や病気が原因といったように、理由や原因はあっても、意味はない。 意味がないのだからどんな意味をつけてもいい。 そうしてつけられた意味は正…

難眠は果断に不断に睡魔を乞う

なんじな不眠症 床について30分や1時間ほど経っても眠れないことがあるからといって不眠症だとはいってほしくないなぁ。 30分や1時間ほどで眠れるのなら割と早い方で「ラッキー」。 朝?お昼?起床したとき「昨日(あるいは今日)はいい日だった」とおもえる…

カブキとはマンガだっ!…だ?

歌舞伎とは漫画だ 歌舞伎におけるストップモーション。見得[みえ]。 この見得により感情の高まり、つまりは”見せ場”を強調します。 マンガでは1コマ1コマすべてストップモーションではありますが、読み手の頭のなかでは動いていることでしょう。 しかしな…

『新実在論』図解化計画 ーその思索と失策の過程―

『なぜ世界は存在しないのか』というタイトルに惹かれ…というよりかは引っかかりを感じて一読してみました。 読んでいてまず思ったことは、内容の重複があまりにも多くて辟易、わずらわしい、まどろっこしい、Eテレでの著者であるマルクス・ガブリエルさん(…

図解!マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』② ~「意味の場」について~

新実在論における「意味の場」 マルクス・ガブリエル著『なぜ世界は存在しないのか』の265ページの用語集に新実在論における「意味の場」の定義があります。 ※ページ数は電子書籍のものを基としております。したがって、紙媒体や他のリーダーアプリのものと…

図解!マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』① ~「対象領域」について~

新実在論における「対象領域」 マルクス・ガブリエル著『なぜ世界は存在しないのか』の273ページの用語集に新実在論における「対象領域」の定義があります。 ※ページ数は電子書籍のものを基としております。したがって、紙媒体や他のリーダーアプリのものと…

『「表現の不自由」展』というインスタレーション

『「表現の不自由」展』という現象 「表現の不自由」展は議論と脅迫を呼んだ慰安婦像をモチーフとした「平和の少女像」などを展示したことにより期間半ば(開催から3日目)にして中止となったので、企画展としては失敗、それも大失敗。 しかしそのために『「…

ネーミングに見る日本社会の硬直性かな

おやじギャグというものがありますが、オヤジが「おやじギャグ」を言ってしまうのは脳機能の低下による"抑制の効かなさ"によるものなのだそうです。 年寄ると下とおなじでゆるくなってしまい何かの拍子でついつい放出されてしまうものなのでしょうね。 単に…

「責任」という言葉をめぐって

歴代総理のなかで「任命責任」を認めた件数は最多なのではないだろうか? そしてまた、それでもなお続投する総理はこの先あらわれることはないのではなかろうか。 まあそんなことはよいとして… 結果責任と経過責任 任命責任を認めはしたがさりとて別段なにか…