あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

芸術

レキシのレキピ ~夏の終わりに歴史の声を聴く~

ただのコミックバンドかとおもたらちがたよ。 音楽CDを借りにいったらキャンペーン中で、10枚で1,000円だっていうものだから、無理にでも10枚は借りてやろうと、ぐるぐる、ぐ~るぐる店内を見回し探し回ったのですが、あと1枚がみつからない。 なんでもいい…

構成の良いコンセプト・アルバム

CDの売上げが落ち込み、音楽はネット配信のもので欲しい曲だけを買うというのが今やフツーとなっている若者には今やもうなじみがないのかもしれませんが、音楽の販売には大別してシングルとアルバムとがあります。 「ベスト・アルバム」といってヒット曲を集…

わたしを異界に連れてって

『SWITCH インタビュー達人達(たち)「松岡正剛×コムアイ」』でコムアイさんが「…境界をあいまいにするためには異界に連れて行かなきゃいけなくて…」「…生活の中で異界のドアがふうっと現れたり…」と「異界」という言葉がところどころで出てきてとても印象…

今を生きる現代アートの巨匠たち

新進気鋭の現代アーティストに迷いはない こどもの描く絵はとても力強い。 形を成していなくても、配色になんの思想がなくったっても、描線に一切の迷いがなく、彩色に一切の躊躇いが見られません。 まだ表現の場と現実とが地続きで境がないものだから、描く…

「現代アートはわからない」といってしまう理由

とってもフォーブな現代アート 現代アートの湧泉は、一般にアンリ・マティスさんに代表されるフォーヴィスムか、あるいはマルセル・デュシャンさんの『泉』であるとされています。 フォーヴィスムは画面を原色のやや広い面で構成した絵画の一派をあらわす言…

人類の現代経済活動を嘲る金塊アート

人の営為を展示するアート 自然や人間を切り取ったもの、そういったものをコンセプトとしたものを現代アートといって展示・提示するのなら、なにもしないで、自然を借景のように切り取って見せるように、またはそれができるように環境保全活動をするなどして…

いらいらして苦しくなる映画

感性というのは人それぞれ異なるもので、おもしろいと感じる方がいる一方でおもしろくないと感じる方もいらっしゃいます。 それはいわゆる巨匠といわれる方々の作品であってもその例に漏れないのです。 今回は巨匠の作品を含めて、わたしの苦手な映画を数本…

今を映した過去の映画

時代を先取りした映画というのは普遍的なテーマを扱うので易々と時間を越えてしまうのでしょうね。 今回はそんな映画をさらっと淡泊にすこしだけあげてみました。 核兵器 博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになった…

「ド」を待ちながら

土着の音。土でできた詩人。 ゴドーを待ちながら 作者: サミュエルベケット,安堂信也,高橋康也 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2013/06/18 「詩人」という言葉の響きに反して詩人はあんがい土くさい わたしのように音楽に疎いと「ピアノの詩人」という響き…

たったこれだけ!「のどが開いて」高音も低音も…歌唱力あがっちゃうかも!?

「舌を巻く」だけで舌を巻かせた!? その後いかがですか? みなさま舌を巻いておられるでしょうか? 先日「薬は舌を巻きながら飲むと飲みやすい」というはなしをしました。 そこで今回は、これはわたしの単なる感覚で、生理学的にも医学的にも根拠があるの…

日本一本桜

松竹梅+ たまたま行き着いたレイヤーさんのメイクについてのページ。 こちら↓のつくりこんだ目元をみていますと、立体的ではなく平面的に見えてきまして、レイヤーさんがコスプレをする性向は変身願望からか同化を望んでなのか、はたまたそれらすべてなのか…

寂び色

サビオトシ 『アナザースカイ』の片岡鶴太郎さんの回で、番組の最後に鶴太郎さんがモネの庭で描かれた絵がお披露目となりまして、その覆いがとられていくさなかおもったのが「黄色!淡っ!」。 次に「にじみたらし込みみたい」。 そしてこれは誉め言葉になっ…

侘ビ寂ビ

ホンモノを越える想像色 『世界ふしぎ発見!』の「30周年直前ミステリー大挑戦!世界三大ミュージアム発 最新ナゾ解きの旅スペシャル」において、ブリンクマンさんの研究から古代ギリシャの大理石の彫像は色鮮やかに着色されていたということが紹介されてい…

深い作品

宣言することで深増しする作品 『TED』ウェイン・マクレガーさんのプレゼンテーション「ダンス創作プロセスの実演」の見方がまったくわかりませんでした…。 コンテンポラリーの咀嚼にはそうとう時間がかかりそうです。 おむすび、それも海苔を巻いたおむすび…

再生を阻む名演

いまさらながら…ですが、ポワロさんといえばどなたを思い浮かべるでしょうか? わたしはスーシェさん。というのか、わたしもスーシェさんです。 アルバート・フィニーさんの奇天烈ぶりや見た目のこてこて感なんかが舞台となっている時代感をよくあらわしてい…

小粋な時間

美のエスペラント(共通言語) ガラスの中の伝統 NHK『SWITCHインタビュー達人達』の土田康彦(ガラス作家)さんと小山進(パティシエ)さんの回で、土田さんが「窯の火が1200年間消えたことがない」とおっしゃっていました。 これを聞いたとき反射的におも…

透明なガラスを超える時間

ガラスの遮断機 苦手だったタッチ わたしはシャガールさんやゴーギャンさんやアンリ・ルソーさんやマティスさんやミロさんのような線というより色な感じが苦手でした。 でもどの方も美術館で直に対面した後ではもれなく好きになりました。すべてではないです…

LL(エルエル)

名探偵L 『名探偵ポアロ』の「エンドハウスの怪事件」の回において、事件解決の鍵となったのは愛称でした。 ミス・レモンとヘイスティングズ大尉がいくつかの名前の愛称を言い合っているとき、ポアロさんの愛称の候補としてエルキュール(Hercule)の「エル」…

モナミ!

よっ!まってましたっ! 刑事コロンボは2時間ものですがその長さを感じさせず(いろいろ試みておられることは見て取れますが、新シリーズはその限りではありませんけれどもね)、名探偵ポワロ(の短編)は1時間ものですがその短さを感じさせません(よく1時…

報酬過多のハイパーソニック流行(ブーム)

ハイパーソニック・エフェクトの衝撃 水中であったり計器を用いれば可視化することができますが、音速を超えて衝撃波を生じるソニックブームは目には見えませんが大音響をもたらします。 ハイパーソニックな効き目 ひとの可聴域を超えた高周波音のハイパーソ…

上手にリードして。

テレビドラマの『トミーとタペンス』なんとか「秘密機関」を視聴しましたがなんとかでした。 ミステリーに限らずわたしのにがてなドラマ展開は、話さなかったから事態が暗転するというものです。 いつまでも話さないでおくからすれ違ったり危険を招いたり振…

秋の音。冬の声。

秋の夜長の虫の音。とくにお気に入りは「ピッピリリッ」マツムシくん。 都市部ではもうほとんど聞かれないようですが、こちらでは増えているような気がします。去年の主役はカエルくんで、今年はマツムシくんに交代したような気がします。 澄んだ秋空宵のう…

演出(の)型?

演出過多の不都合な行動 映画もドラマも最近のサスペンス・アクションものの流行なの? 屋上。 賢いキャラのマヌケな選択 なぜにあんなに狙撃されやすそうな場所で密会(?)するの?遮蔽物なくて恰好のマト。 主戦場が陸→海→空→サイバー→宇宙と変転してきて画…

わがまま気まま。勝手に部門別No.1映画?! (15部門17作品)

感動を呼ぶ不条理部門No.1 『タイタンズを忘れない』 タイタンズを忘れない 特別版 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 発売日: 2005/12/21 メディア: DVD 初見もいいけど二度見でより感動する部門No.1 『ライフ・イズ・ビューテ…

印象的な音たち。

今週のお題「私のテーマソング」 梯子を架けなければのぼれない屋根裏にどうにか吊り上げて安置された。 祖母が亡くなって役目を終えた木製の機織り機。 覆いの布とほこりをかぶってねむっている。 昔ながらの祖父の家できく。 ツクツクボウシが退場したあと…

汚知りあいになりたい。

醜←→美 両極端 きれい・きたない。聖・俗。よい・わるい。… 美しいと汚いの概念はどちらが先に生まれたのでしょうか。 美しいの反意語は汚いではなく。 汚いの反意語は美しいではありません。 「美しくない=汚い」でも「汚くない=美しい」でもないことから…

フィルター芸術

抽象を超えて 抽象は曖昧ということではなくて抽出したもの。 不協和音や抽象画はわけのわからないものではなく抽出された美のこと。 音の抽出。音を観る。 具象音楽というものはなく音楽は抽象的なものですが、具象音楽があるとしたら、それは音まねではな…

含み笑い

いつもの逸脱の笑い 新しいもの、常識を覆すもの、規則を破るものが面白い? 笑いと規則 ひと以外に(規則という)概念をもつものはないので、笑いは人間固有のものかもしれない。だとすると…笑いの対は怒りではなく規則?笑いは(規則という)概念の上にた…

千住博さんの「強さ」にふれて価値を考えてみた件

芸術のつよさ 美は時を超える 千住博の美術の授業 作者: 千住博 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2004/12/14 芸術は「強さ」です。 「弱い」ものは議論にも議題にも話題にものぼりません。 「弱い」ものでも言及されるものは、「弱さ」という「強さ」、消極…

ロジスティクスは縁の下からたちあがる。

建築を旅する 作者: 岸和郎,古山正雄 出版社/メーカー: 共立出版 発売日: 2003/04/10 「形態は機能に宿る(形態はすべて機能に従っている)」というサリヴァンさんや、「機能は形態に宿る」といった言葉がありますが、形態も機能も材料に宿っているのではな…