あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

日本一本桜

松竹梅+

 たまたま行き着いたレイヤーさんのメイクについてのページ。

一輪咲いた梅の花

 こちら↓のつくりこんだ目元をみていますと、立体的ではなく平面的に見えてきまして、レイヤーさんがコスプレをする性向は変身願望からか同化を望んでなのか、はたまたそれらすべてなのかはわかりませんが、「3次元むり~」「2次元最高!」と言われることもあるようですから、平面化を目指しているのでしょうか?とおもいました。

 

 盛り盛りしながらもモリモリではなくヒラヒラしたいのでしょうか?

 だから生き方も薄っぺらいのではないか…というような考えは一切微塵も含意しておりません。

 むしろ厚みができ、なによりも生と表現を謳歌しているようですてきじゃあないですか。

 そもそも人生の厚みをいかにして測れましょうや?

 

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満開の桜の花

 ひとつ感じたのは、松のように太い生涯から桜のように鮮やかな生涯が望まれるようになったのではないかなあということ。

無法松の一生

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  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2013/11/08
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 美術の世界でも昔は桜よりも松が主役で多く描かれていたかとおもうのですが、近代に近づくほどに逆転してきたようにおもわれます。

 

 また「桜の名所」と聞いておもいうかべる景色があることでしょう。

 では「梅の名所」は?「松の名所」は?

 

 桜で松の陰が薄れているようですし、(桜が梅に、ではなく)梅は桜に間違えられがちになっているような気がいたします。

 松竹梅に桜はエントリーされていなかったのですが、ともすれば桜の名所や開花、格付けなどが松竹梅であらわされるのではないかともおもわれるほど(たとえば「今日どこどこでは桜が満開となり見頃を迎え文句なしの「松」級の桜が見られることでしょう。」といった具合に)桜の台頭著しく、桜の独り勝ちの様相を呈しているかのような昨今で御座います。

花見の歴史