あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

思考

天才をつぶす大衆

「はやすぎた天才」と言われるけれど、天才からしたら「時代も大衆も十分おそい、おそすぎる」。 「世間知らずな天才科学者」と言うけれど、「大衆、世間が天才科学者を知らない」のであって、知らなければならないのは世間の方。 「常識のない、常識の通じ…

アメリカインディアンの禍時

インディアンの言葉 言語が使用されるようになったのが原人の頃、およそ50万年前のことです。 農耕・牧畜が紀元前8,000年頃に起こり、続いて古代文明が成立したのが紀元前5,000年頃であるため、アメリカ先住民の文明もこの頃開花したものと仮定し、ここを始…

わたし…開祖になるっ!:失敬「私の思想書」案内

出家を飛び越して 「一」の思想を説くひと世に数あれど、そこから体系的に世界を展開、(再)構築してみせ、さらにそこではどのような道徳が成り立つのかまでをも理をもって構成しているひとはそうそういらっしゃらないのではないか?もしかしたらそんなひとは…

言葉からギリシア神話、そして文字へ

言葉から文字へ 言語が使用され始めたのは原人の頃、およそ50万年前のことです。 農耕や牧畜が紀元前8,000年頃より始められ、古代文明が成立したのが紀元前7,000年頃。 資料や文献が存在しない時代を先史時代といい、紀元前5,000年頃までとされています。 こ…

Wikipediaがあれども…ことさらニーチェ

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(愛称フリッツ)は1844年10月15日、当時、新興著しかったプロシアの領土となっていたドイツのザクセン州レッケンに生まれました。 当時のプロイセン国王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世と同じ誕生日だったためにプロシア…

Wikipediaがあっても…気にせず老子

漢代の史家、司馬遷の『史記』〔老子伝〕に「老子は、楚の苦県(河南省東部の鹿邑県)の厲郷、曲仁里の人である。姓は李、名は耳、字は伯陽、おくりなして耼といい、周(東周)の守蔵室の史であった。 老子の学問は、才能を隠し、無名であることを旨とした。なが…

Wikipediaがあるのに…敢えてヘラクレイトス

誕生!ヘラクレイトス 紀元前540年頃。 ヘラクレイトスは現在のトルコに位置するイオニア植民地のエフェソスで生まれました(出生地不明とする書籍もあります)。 エフェソスでは最も高貴な貴族、王家の家柄の長子でした。 エフェソスは当時、ペルシアの支配下…

(偽)社会主義とマルクス「資本論」の要約の失敗

『しくじり先生 俺みたいになるな!!』は普段みてはいないのですが、番組を録画予約する際のラテ欄にある番組概要に「2行で要約」といったことが書かれておりましたのでみてみました中田敦彦さんによる「しくじり偉人伝 マルクス資本論」の回。 思想のとこ…

ドクター・デスはまだみぬみずからの死の苦痛をおそれたのではなかったか?

『フランケンシュタインの誘惑「ドクター・デス 死を処方する医師」』 ジャック・ケヴォーキアン - Wikipedia 表題からしてこれは今までのシリーズ中でももっとも科学の闇が垣間見られそうだと思っていたのですが、実際はシリーズ中もっとも論証の弱いもので…

宇宙をつくる狂乱の舞踏

ビックバンの起きる前はどんなだったのでしょう? 宇宙はどのようにはじまったのでしょう? 世界はどのような姿をしているのでしょう? と素朴に起源について思いを馳せたことが一度はあることでしょう。 わたしは折りに触れてたびたびはじめから考えてみま…

お金はだれのもの?ポケットの中の信用は文化が担保している

ポケットをたたくとおかねがふたつ♪ 寄付を税控除の対象から外してみればわかること。 慈悲の心や公共心からではなく、ステータスやブランドイメージの確立、もっと直裁には経費圧縮かただの資産運用術に過ぎないということが。 日本は先進諸外国に比べて寄…

交換の霊の怨 on the 恩

半音移動の長恨歌 朝鮮文化は恨(ハン)であると言われます。 わたしにはその真偽のほどが直接にはわかりません。 それを国からは感じることがあっても人からは感じた経験がないものですから。 恨 - Wikipedia 一方、日本文化は和(ワ)であると言われます。 で…

分かりっこない。

それでも人は分け合わない 今もし仮に彗星かなんかが地球に近づいてきて、たいていの国の有人着陸を可能とする軌道衛星上にうまいことのっかって安定したら。 しかもこの彗星には全人類を賄って余りある有り余る資源を満々と湛えていたとしたら。 このまだ誰…

Blogの中の御化学

お化けの異常な日常 その多くはブログを更新して2分以内。誰かがはてなスターを付けたよ~通知が届く。それも時間帯に関わらず。 わたしは何曜日の何時にブログをあげるとアクセス数がうんぬんかんぬん気にせず書いたら公開。そのほとんどはめんどくさくなっ…

人間にとって"神"とは目か

神は自己の目 『モーガン・フリーマン 時空を超えて「人間にとって"神"とは何か?」』で、子どもたちに目には見えない超自然的な存在がそこにいるのだと説明した場合とそうではない場合、前者はその存在を疑うことがあってもズルをせず、後者はズルをすると…

ケンホウあそび

今日はみんな大好き『ケンホウあそび』について。 えっ?知らないって? そんなことないよ~みんな知らず知らずのうちに一度は見たことあるって。もしかしたら今もプレイ中かもしれないし。 それではどんなゲームだったかおさらいしてみましょう! ゲームル…

人権のベネフィット

わたしは「パイの拡大」「パイを奪う」「ペイする」「それじゃあペイできない」とパイパイペイペイヘイヘイホー言う方を好みません。 パイやペイと名指されたものがモノではなくヒト・人格を指しているときなどはとくに嫌悪感が湧出します。間欠泉です。 人…

人工の金製後ろめたさスティグマ

お金が汚いものでないのならカネ流れを明確化・見える化してみんな収入あかしてしまえばいい。 それで金銭に関わる犯罪が起きたとしても不当に得た収益だと断罪されて持ち主のもとにもどることでしょう。 自然に「もれなく予防・防止・刑罰機能もついてきま…

『道徳感情論』と『国富論』の間隙

アダム・スミスの信仰 アダム・スミスさんの主要著書は『道徳情操論』と『国富論』。 前著は自己の内に公平な観察者の視点をもって他者への同感・共感を顕彰する一方、後著では個人の利己的な振る舞いにもおかまいなしに経済は好転していくのだからと自由放…

オタク・マニアは最先端を走る低次元に生きる未来の先人

実に高度な低次元 三次元は空間を占めますが、二次元は物理的空間を圧迫しません。 次元が下がるほどに圧縮されます。 ただし低次元に落とし込むことは高度なことです。高度であるから低次でも生きられるようになります。 次元の降下変換 肌は第三の脳といわ…

神様に存在証明

神様の言うとおり これまでに何本もの「神の存在証明」が提出されてきました。 神ではない人間が「だから神はあらせられるのだ」とか「いやいやそれだから神などというものはいないのだ」といった具合に言い争いになることも度々ありました。 ところで、神様…

ニュータイプはサトリ?宇宙人はサトラセ?では、人間は…サトラレ!?

意思の際限なき疎通と自由なアクセス権 美女(みめい)さんから頂いたコメントを読んで考えてみましたエントリにさらに「秘密と隠すことは違うのかな」とコメントを頂きました。 なぜ気づかなかったのでしょう?秘密は自存・自活・自生的なものであるかのよう…

ミニマム住宅を供出する

どれくらいあったらいいのかな? 先日内視鏡検査を受ける際、出すものを出すために供されたのはベッドとお手洗いと小さな洗面、それに手荷物を入れられる3段のカラーボックスが置かれた2.5畳ほどの個室でした。 これに浴室はなくともシャワーボックスとキッ…

『秘密』のコメントについて考えてみました。

わたしの言い訳コメンタリー 美女(みめい)さんに『秘密の力』というエントリにコメントを頂きました。 パブリックでも秘密は必要なんじゃないかな。暴力でしか暴けないかな?病名を秘密にすること、衝撃をなるべく低くするための秘密について考えて まとまり…

ひとのいない街並みには言葉が欠けている

人のいない街並み。 そこには言葉がない。 人を描き入れるというのは言葉を描くことなのかもしれない。 人がいなければ言葉は生まれない。 言葉がなければ物語は紡がれない。 言葉のない街並み。 そこには人がいない。 言葉を書き入れるというのは人を描きこ…

カッコつけて言ってみる

現象の逆撫で 『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』を見ていましたら「人は落ちるから死ぬんじゃない。地面につくから死ぬんだ」という(ホームズがマインドパレス内で言わせている)モリアーティ教授のセリフがありました。 『トイ・ストーリー』に「…

期待の望

のぞみのひかり 期待する者のつとめはその時がくるのを待つこと。 期待される者が背負い込むのはその時まで待たせること。 待望は待ちこがれた先にある宿望。 待てずに口を挟むのなら、その冀望は要望に変わっているし、言うとおりにしてほしいと所望するの…

時を縫い上げる。

時の縫い針 時間経過に沿って世界が分岐するパラレルワールドや多世界解釈という世界観が提示されていますが、時間経過に沿って世界が分岐生成されるのではなく、はならからすべての世界(像)があり、それを辿っているという考えもあるのではないかとおもいま…

課題としてのニヒリズム.com(虚無)

ニヒルなアイツ バランスよし 『新世代が解く!ニッポンのジレンマ』「競争と共生のジレンマ~反響編~」で先崎彰容さんが「ニヒリズムっていうのはある人が言ってる事だけど…」と、前置きされておられましたが、そのときはただ思い出せなかっただけなのかも…

どっちの主義でショー。どちらがユートピアでしょう?どっちもどっちでしょう。

まだ見ぬ世界 フィンテックなどの技術革新で人的労働需要はますます縮小していくでしょう。 さらに、水野和夫さんの『資本主義の終焉と歴史の危機』(←読みやすいですがあまりに重複が多いところが残念)に 資本主義の最終局面では、経済成長と賃金との分離…

みんな言葉の子

言語料理 言葉味 『所さんのニッポンの出番!』の「世界の和食を大変身!ニッポンの味伝授ツアー」で絶対舌感をもつという有坂翔太さんが海外の人料理店に赴くというものがあったのですが、あれを見ていて思ったのは…情報社会に突入して久しいのに、番組に出…

言葉の出自 ことばのうまれるとき

言葉の出生歴 周囲からわたしは理屈っぽいと思われていますが、だいぶ感情的だと自分では思っています。 また、どちらかといえば怒りっぽいとおもっているのですけれども「全然怒らないねえ」と。 言葉が遠くからやってきた 思考作法に変遷はございますが、…

わたしの哲学定義(仮)

今週のお題「今年こそは」 哲学は人間の営為によって複雑化し肉付けされたあらゆる構築物が、一または自己撞着の産物であることを事実や現象(ときにこれを歴史や形成過程を遡及すること)から説き示す活動のこと。 この特質から、この哲学の定義に異を唱え…

意思と自由のダ・カーポ

接近するための一過程 自由の概念をもたないものに自由はありませんが、自由を意思すれば自由を感得した途端に知性にからめとられて不自由となります。 自由になるには不自由からはもちろんのこと、自由からも、感覚の軛からも逃れなければなりません。 しか…

切っても切れない関係

撞着癒着循環 トートロジーの魔 確率の哲学的試論 作者: ラプラス,内井惣七 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1997/11/17 格差不可避で搾取機能を伏在させた現代のようなエグい資本主義、悪辣なシステムとしたのは信用創造やアンチエイジングマネーといっ…

世界はトートロジーでできている。

めまぐるしくまわりめぐりつづく 貨幣は貨幣であるから貨幣である とは岩井克人さんの言葉ですが、貨幣に限らず自我論も他者論も承認論も一元論も二元論もなにもかも、すべてはぐるぐるまわる同語反復。 たとえば概念を獲得した人類が社会をなして言語でもっ…

マルクス『資本論』のプロレゴメナ!?ヘーゲルさんのプロレゴメナ!?

こちらから入ってみてはいかがでしょうか? 資本論 (1) 作者: カール・マルクス,岡崎次郎 出版社/メーカー: 大月書店 発売日: 2000 おそらく人類史上もっとも人々を幻惑し、また熱狂させるほど大きな影響を及ぼした大著マルクス『資本論』。 しかしその難解…

清濁入りまじっても伝わる怪?

伝わるかい? 擬音語・擬態語4500 日本語オノマトペ辞典 作者: 小野正弘 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2007/10/27 購入: 3人 クリック: 172回 なぜか共有されている音の印象 清音の「きらきら」や「さらさら」からは爽やかで清純な印象を受けますが、濁…

話してみたら意外と…かもしれない。普遍の共通項

不変で普遍なものを求めて 「倫理観が問われる」は、その社会の常識・慣習に適うか否かを問うこと。 「倫理学が問われる」は、倫理とはなにか、倫理は学たり得るか、倫理に普遍はあるかといったように、倫理そのものを問うこと。 普遍探し シミュレーション…

反対の賛成なのだぁ

ホメコトバのB面 天才を考察する―「生まれか育ちか」論の嘘と本当 作者: デイヴィッドシェンク,David Shenk,中島由華 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2012/09 購入: 1人 クリック: 112回 「わたしは頭が悪いから」は謙遜して言われることがありますが、…

いま、ふたたびの所有権へ

反発の向かう先 競争は発展を促し、発展は新たな競争を生みます。 しかし発展は進むということと同様に必ずしも正や好を意味するわけではなく、陰陽あわせもちます。 陰極が強ければ電子をよせつけず他のマイナス面を斥けます。 陽極が強ければ電子を引き込…

信仰対象の選定

なにを信仰しているのか 人は神を信仰しているのでしょうか? それとも救済・助けを信仰しているのでしょうか? 破滅しかもたらさない神を信仰するでしょうか? 神は善いものという前提がないでしょうか? するとそれは善への信仰じゃないでしょうか? 無信…

ドグマ・ドラマ - 所有権

ドグマ?まさか。 ドグラ・マグラ (上) 作者: 夢野久作 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 1976/10 購入: 49人 クリック: 1,605回 この商品を含むブログ (382件) を見る 所有権というものはだれひとりとしてわかってはいないのですが…只今所有権好調増殖拡…

千例は先例の洗礼

先例区分 「先例がない。」と言う前にもうすこし掘り起こしてみましょ。 この言葉の前にはどんな言葉が隠れてますか? 「成功した先例がない」なのか「失敗した先例がない」なのか。 ここも、もうすこし掘り進めてみましょ。 洗礼ごとの召名 「成功した先例…

オリハルコン覚え書き

確信の二面性 事実に真実を塗り込めて、真実ばかりの世の中。 事実は確実性を表す語です。 真実は正当性を表す語です。 史実は記録された真実を表す語です。 信実は真実を信じていることを表す語です。 真実は事実ではなく信実です。 オリハルコン生成 盾を…

薬指のプロフィール

薬指の証 普段もっとも用をなさないとおもわれている薬指。 なのに大切な意味は薬指が担っています。 カレッジリング - Wikipedia 魔法の指 ないがしろにはできない 婚約指輪や結婚指輪を薬指にするのは古代エジプトやギリシャで薬指が心臓とつながっている…

止まない権利創造。止めない所有権創造。

ひとに必要なもの? 仕事の方法的懐疑をしてみる。 最後になにが残るかな? それで、最後に残ったものからおしなべて、どんな世界を素描できるかな? 仕事の方法的懐疑で最後とはいえないでしょうが、最後の方まで残るのは衣食住でしょう。それも防寒のため…

水曜のユメミル、チカラ

神話をユメみて生きる 万世一系と四字熟語に収めたいからだとはおもいますが、万世一血統とか一血筋とはいいませんよね。これを無理に四字で収めようと万世一血というとちょっとこわいし…。 一系の冠への固執 「イスラエル10支族の子孫」やら「百済の血筋」…

無垢の突撃。純真の猪突猛進。

純粋な功罪 純粋無垢はニガテです。 じぶんのけがれを思い知らされて触れるのがこわいから。 また、汚してしまいそうだしね。 それにね。無垢からはほかのこわさもかんじるのです。 科学者の親心 TEDでの人工知能の現在を語るフェイフェイ・リーさんのプレゼ…

ひとはひとをひとにするために生きているのかもしれない。

ひとはひとになるのではなくて、ひとにしてもらわなければならないんだなぁとおもいました。 それは障害のあるなしにかかわらず。 ひとになるというのはひとを演じるということなのかもしれません。 どんなに色彩豊かで幸福であっても、ひとはさいごには死ん…