いまさらながら…ですが、ポワロさんといえばどなたを思い浮かべるでしょうか?
わたしはスーシェさん。というのか、わたしもスーシェさんです。
アルバート・フィニーさんの奇天烈ぶりや見た目のこてこて感なんかが舞台となっている時代感をよくあらわしていると思いますが、肩をすぼめたような窮屈さに目が慣れませんでした。
ピーター・ユスティノフさんは背が高く白髪で毛量多すぎ。高圧的で傲慢な感じなのはポアロさんがそうだからいいですけれども、それにしてもちょっと過ぎて品がない感じを受けてしまいます。
そしてデヴィッド・スーシェさん。
解毒されてもっとも毒々しくなくいやらしさが薄いですが品があって自然。
初期の短編の頃もいいですが、後期長編の頃の方が髭が自然でシワやシルエット、表情のつくりかたなどいい感じに寂びてステキ。
胸の上で三つ指を揃えたような寝相がたびたび呼び起こされるのですが、あれは「ヘラクレスの難業」のときだったのですね。
声はもちろん熊倉一雄さん。
ポワロさんもホームズさんも、あれだけ見事に演じられてしまうと、後の俳優さんはやりづらいでしょうねぇ。
ポワロさんとホームズさんはおそらくもう新たには生まれないでしょうねぇ。
もし方法があるとすれば、その時代に合わせたものにするということでしょう。
↑や
↑という感じでしょうか。
モナミ。
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