あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

たったこれだけ!「のどが開いて」高音も低音も…歌唱力あがっちゃうかも!?

「舌を巻く」だけで舌を巻かせた!?

 その後いかがですか?

 みなさま舌を巻いておられるでしょうか?

 

 先日「薬は舌を巻きながら飲むと飲みやすい」というはなしをしました。

 そこで今回は、これはわたしの単なる感覚で、生理学的にも医学的にも根拠があるのかどうなのかはわかりませんが、「舌を巻くとのどが開く」と仮定しまして、おもったところを書いてみます。

 

「ル」を飲み込む

 まずはじめに前回の補足的なことから。

 お子さんに「舌を巻きながら飲んでみな」といっても「舌を巻く」というのがわかりづらいのではないかとおもいまして、それなら「ル〜、ぅっと、ルを飲むように飲んでみましょう」と教えてあげてみたらどうかな?とおもいました。

舌を巻きながら薬を飲もうとしている図

 

 また、お見舞いで施設に行くことがあるのですが、それがお昼どきですとみなさん昼食をとられていて、そのなかにはなかなか飲み込めない方やむせる方、 「はいっ!ごっくん」と付き添われている方に促されている光景を目にします。

 そこで嚥下困難なご高齢の方や障害などにより飲み込むことが困難な方に「飲み込もう飲み込もう」とする意気込みを求めて気張って頂くよりも、「舌を巻くように、舌を巻きながら飲み込んでみる」ように、「ルと一緒に吸い込んでみる」ようにすすめてみてはどうでしょうか?

 

 別に「ル」でなくても「ら行」ならなんでもいいんですけれども、なんとなく「ル」が「う」の音なので一番飲み込みやすいかなぁ〜という感覚です。

 

歌唱力UPして舌を巻かせることができるかもしれない

 さらにさらに、「のどを開く」といったら「歌」ではないでしょうか?

 

 高音や低音を出すためにどうしたら「のどを開く」ことができるのか?と悪戦苦闘されている方は多いのではないかとおもいます。

 

 のどを開くトレーニング方法としてよく説かれていることは、「意識すること」のようですが、意識の一本槍ではなかなかどの意識のことなのか?意識の行き場に困ってらっしゃるのではないかとおもいます。

 

 そこで「舌を巻く」を利用してみたらどうでしょう?

 「鳴かぬなら鳴いてしまおうホトトギス」

 「舌を巻かせる」前にまずはみずから「舌を巻いて」みたらどうでしょうか?

 半分冗談ですけれども半分は真面目ですよ。

 ↑こちらのサイトに「咽頭を上げず、舌根や顎の力をぬく」ことが大切だとありまして、それを意識一辺倒で克服するのは大変そうですから、舌を巻いたら自然と「咽頭が下がり、舌根や顎に力が入りづらくなる」のではないかなぁ~とおもうのです。

 

これってのど開いてない?あれっ?声出てない?

 前回も書きましたが、ふつうに息を吸うよりも、舌を巻きながら息を吸うとのどが開いている感じがしませんか?これって感じだけ?思い違い?

 でしたらすみません。でも「舌を巻いたらのどが開く!開いてるったら開いてんのっ!!」ということにして、気にせず話をすすめますね。

 

 舌を巻きながら息を吸ってのどが開いている状態を感じます。このときののどの感じを覚えられたらいいのではないかな?

 

 さらに一歩進んで、舌を巻きながら高音・低音を出してみて少しづつ実践に近い形にしていきます。

 実践に近づけるといっても舌を巻きながら声を出すと声がこもってしまうと思いますので、あくまで練習法ということで。

 

 このとき舌を巻いただけではのどが開き切らない感じがするのであれば、ボイストレーニングや滑舌をよくする練習法として紹介される"割り箸を奥歯で噛む"方法も加えてみてはいかがでしょうか?

 舌を巻いただけのときよりも、より一層のどが開きやすくなるのではないでしょうか?

 試していないのでイメージだけで語っていますけれども。

自宅でできる簡単ボイストレーニング方法の定番はこれだ!!

 

 さらにさらに「のどよ~開けっ!」と望まれる方は、上を向いてみてはどうでしょう?

 上を向くことで気道がまっすぐになり、発声しやすくなるのではないかと、こちらも想像でものを言っております。

 

 いろいろ組み合わせてみると、あなただけのオリジナルのど開き法を開発できそうではありませんか?

 

異色の音色が響くかも!?

 「あくまで練習法ということで」と但し書きしましたが、舌を巻く発声法をトレーニング方法のひとつにとどめず、それを使いこなして機械的なボイスエフェクトをかけなくても魅惑的でデモニッシュな響きを発せられるようになるかもしれませんね。

ホーミー - Wikipedia

ホーミー | 大阪教育大学

 

 わたしはみずから音を発することが苦手ですので検証していませんし、する気もありませんので、言いっぱなしで恐縮ですけれども、興味を惹かれた方は各自お試しください。

 

とっておき!?社会で役立つ意外な利用法に舌を巻く!?

 実生活・実社会のなかでこの「舌を巻く」ことが役に立つ場面があります。

 それは相手が気持よ〜く話しているときです。

 

 相手の話していることが既知のことであっても、またその話にはなんの興味ももてなかったとしても、相手が気分よさそうに話していることを認めましたら、その話の腰を折らないように、かといってやりすぎて調子にのらせすぎないように、不自然にならないていどに「舌を巻いてあげる」と相手は「ええやつやなぁ」とこちらのB面をよそに思い込み、どうでもいいことやおせっかい多めでやや鬱陶しいですけれども、それでも目をかけて便宜を図ってくれるようになることでしょう。

 それでときどき、ほんとにときどきですけれども役に立つことがあるかとおもいます。

 

 みなさん。考えうるさまざまな場面で、もっと舌を巻いてみてはいかがでしょうか?

 

こちらもいかが?