あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

思考-哲学

図解!マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』② ~「意味の場」について~

新実在論における「意味の場」 マルクス・ガブリエル著『なぜ世界は存在しないのか』の265ページの用語集に新実在論における「意味の場」の定義があります。 ※ページ数は電子書籍のものを基としております。したがって、紙媒体や他のリーダーアプリのものと…

図解!マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』① ~「対象領域」について~

新実在論における「対象領域」 マルクス・ガブリエル著『なぜ世界は存在しないのか』の273ページの用語集に新実在論における「対象領域」の定義があります。 ※ページ数は電子書籍のものを基としております。したがって、紙媒体や他のリーダーアプリのものと…

アメリカインディアンの禍時

インディアンの言葉 言語が使用されるようになったのが原人の頃、およそ50万年前のことです。 農耕・牧畜が紀元前8,000年頃に起こり、続いて古代文明が成立したのが紀元前5,000年頃であるため、アメリカ先住民の文明もこの頃開花したものと仮定し、ここを始…

わたし…開祖になるっ!:失敬「私の思想書」案内

出家を飛び越して 「一」の思想を説くひと世に数あれど、そこから体系的に世界を展開、(再)構築してみせ、さらにそこではどのような道徳が成り立つのかまでをも理をもって構成しているひとはそうそういらっしゃらないのではないか?もしかしたらそんなひとは…

言葉からギリシア神話、そして文字へ

言葉から文字へ 言語が使用され始めたのは原人の頃、およそ50万年前のことです。 農耕や牧畜が紀元前8,000年頃より始められ、古代文明が成立したのが紀元前7,000年頃。 資料や文献が存在しない時代を先史時代といい、紀元前5,000年頃までとされています。 こ…

Wikipediaがあれども…ことさらニーチェ

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(愛称フリッツ)は1844年10月15日、当時、新興著しかったプロシアの領土となっていたドイツのザクセン州レッケンに生まれました。 当時のプロイセン国王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世と同じ誕生日だったためにプロシア…

Wikipediaがあっても…気にせず老子

漢代の史家、司馬遷の『史記』〔老子伝〕に「老子は、楚の苦県(河南省東部の鹿邑県)の厲郷、曲仁里の人である。姓は李、名は耳、字は伯陽、おくりなして耼といい、周(東周)の守蔵室の史であった。 老子の学問は、才能を隠し、無名であることを旨とした。なが…

Wikipediaがあるのに…敢えてヘラクレイトス

誕生!ヘラクレイトス 紀元前540年頃。 ヘラクレイトスは現在のトルコに位置するイオニア植民地のエフェソスで生まれました(出生地不明とする書籍もあります)。 エフェソスでは最も高貴な貴族、王家の家柄の長子でした。 エフェソスは当時、ペルシアの支配下…

課題としてのニヒリズム.com(虚無)

ニヒルなアイツ バランスよし 『新世代が解く!ニッポンのジレンマ』「競争と共生のジレンマ~反響編~」で先崎彰容さんが「ニヒリズムっていうのはある人が言ってる事だけど…」と、前置きされておられましたが、そのときはただ思い出せなかっただけなのかも…

わたしの哲学定義(仮)

今週のお題「今年こそは」 哲学は人間の営為によって複雑化し肉付けされたあらゆる構築物が、一または自己撞着の産物であることを事実や現象(ときにこれを歴史や形成過程を遡及すること)から説き示す活動のこと。 この特質から、この哲学の定義に異を唱え…

世界はトートロジーでできている。

めまぐるしくまわりめぐりつづく 貨幣は貨幣であるから貨幣である とは岩井克人さんの言葉ですが、貨幣に限らず自我論も他者論も承認論も一元論も二元論もなにもかも、すべてはぐるぐるまわる同語反復。 たとえば概念を獲得した人類が社会をなして言語でもっ…

不粋哲学者

解を問う科学。問いを問う哲学。 思考することで息をする生きもの 哲学者は思考の奴隷。その隷従者は隷属から逃れるために思考を続ける。 思考の刑から開放されるのは死か真理の獲得・確信・発見・創造・盲信・思い込み・到達がなされたとき。 ただしおおく…

問作用

問が問う問 理由は意志を獲得したものがもつ弊害。 なぜ理由を問うのか。 必ず理由があるはずだと盲信しているから。 すべてに理由があると考えるのはすべてに意志があると考えるのと同義。 「なぜ」と問うことと理由とは表裏一体。 問いが発せられるのは理…

軸に軸をおいてみる。

軸現象学? 思想の軸仕分け 軸をつくらない、あるいは、どこに軸をおこうかな〜という意識に軸をおくのが現象学。 軸があるという意識・感触があることに軸をおくのが実存主義。 軸を据えるのが解釈学。 どこにでも軸がおけるのが相対主義。 軸をかえ続ける…

レヴィナスへのオマージュ

父性も母性も私ではありません。 父性は私が真に父性の息子かという疑いからは逃れられません。 疑うことはないとしてもそれは明証的ではなく証明不可能であり、それはただ信にのみよっています。 それに対し母性は確かに私ではないけれど、信以上の確実さ、…

論理と神秘

神秘論理論 論理を突き詰めると神秘に行きあたり、神秘を突き詰めると論理に行きつく。 神秘を突き詰めると、その先、あるいはその過程でなにかしらの理法を見出す。 つまり論理を見出す。こうなると論理を無視できなくなる。 人も歩けば神秘に当たる 論理を…

アメリカ・インディアンのハーモニー

ネイティブ・ハルモニア アメリカ先住民の思想の根底には調和があります。 先住民のなかでもとくにシャーマンやメディスンマンといわれるひとたちは、時に意味を成さないような支離滅裂な文脈をもって核心をつきます。 それがわたしにはソロモンやニーチェに…

情報置換 - あるいはピュタゴラスの数秘術

「情報」思考 「情報」書き換え 情報という語は曖昧であるために汎用性が高く便利な言葉です。 思想家や哲学者の唱える主要概念を「情報」という語に置き換えてもそれらしいことを言っているように聞こえます。 場合によっては理解を損ねないばかりか、新た…

まわるまわる。世界はまわる。

まぁるい世界がまわるまわる。世界はまわるよどこまでも。世界はまわるよいつまでも。輪廻も永劫回帰もホントにあると思ってる?なにか隠された意図があるの?

いみをもとめてさまようひと。

生きる意味をもとめてさまよいあるいても、意味に意味がないのだから行き着かないのは仕方がない。それじゃあどうしたらいいの?神様。仏様。お釈迦様。ゾロアスターさんはどう思いますか?

言われてみればたしかにモダンフィロソファーの世界

歴史に名を残す哲学者のさだめなのか…。そのトレードオフはきびしいよ神様。あれっ?神様いらっしゃいますか?

詩をあじわう味覚がない…

詩がわからーん。いいなっ。っておもうものもありますよ。でも、わからない基調。原文で読まないとわからないのでしょうが、語学さっぱりですし…。語学堪能だったとしても、日本人の手による日本語の詩もこんなんだからなぁ〜。