神様の言うとおり
これまでに何本もの「神の存在証明」が提出されてきました。
神ではない人間が「だから神はあらせられるのだ」とか「いやいやそれだから神などというものはいないのだ」といった具合に言い争いになることも度々ありました。
ところで、神様はいかにしてみずからを神と認識するのでしょうか?なにをもって自分が神ではないと認知するのでしょうか?
教えて神様。語って非(あらず)神様。
盲目な神様
自分は神様だとおもっていたら、ある日、神様の神様が現れたら神様は神神様になんというのでしょう?これまでの自分の言動や振る舞いに羞恥心を覚えるのではないでしょうか?
「神様~。神様自認しててもだいじょうぶなの?」
善が存在しうるのは、ただ、その行為者でさえそれに気づかないときだけである。 ー『人間の条件』ハンナ・アレント
善行は盲目のうちでしか為されないように、神様も知らぬが仏(←神様だけど仏って…)で、神様の条件は盲目であるうちが華なのかもしれないね。
宗教が説く理想の人間像は決まって無為のひと。教理は違ってもその地平では重なります。
そしてまた、組織化された宗教団体の長は、往々にして元ナンバー2が引き継ぎ拡大されますが、その元ナンバー2は教祖の説いたことに反して決まって無為の人ではないということも、共通した特徴かな?
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