実に高度な低次元
三次元は空間を占めますが、二次元は物理的空間を圧迫しません。
次元が下がるほどに圧縮されます。
ただし低次元に落とし込むことは高度なことです。高度であるから低次でも生きられるようになります。
次元の降下変換
肌は第三の脳といわれます。
個々特有の身体は個々特有の思考を持ちます。
一卵性双生児やクローンであっても空間中で体の占めるところは異なり、出生後受ける刺激にはどうしても差異が生じますから性格に微妙な違いが生まれ、特有の思考が生まれます。
攻殻機動隊の世界の義体のように、人格を保持しつつ体をうつせるようになると刺激や感覚が変わり思考に影響を及ぼし、新たな特徴を獲得するようになるでしょう。
ここからさらにすすんで、体も刺激も二次元仮想空間で再現できるようになると、三次元で空間を占める体が必要とされなくなり、二次元仮想空間で事足りるようになるでしょう。
こうなるとヨメがほんとうに嫁になる日も近いのかもしれません。
なんだかNARUTOの無限月夜見やマトリックスの世界が近づいているようではありませんか。
感覚的には高次元が低次元を包括・統括しているようにみえますが、ホントは低次元が高次元を包括しているのかもしれませんね。
パラダイムシフト
三次元から二次元への移行は、まず筋ジストロフィーなど思考能力に弊害はなくとも身体機能がおかされた障害者から実験的にはじめられることでしょう。
二次元空間では三次元空間にあるときよりも、より個人でできること、叶えられる願望が空間に制限されることなくできるようになり、個人で一国一城どころか 仮想的に一人一世(界)も夢ではないでしょう。
夢と現実の境界が曖昧となって、それを現実というようになっているのか夢というようになっているのかはわか りませんが。
するとこれまで永いあいだあれほど固執してきた三次元の土地への興味が引いて離れていくことでしょう。そして土地の価値が下 落し均質化します。
そんなこんなで所有権や国家とはなにかが、これまでになかったほど、糾弾にも似て厳しく問われるでしょう。
そのときそれは過去の遺物、今と なっては無用となった人工物とみなされるのかもしれませんね。
このパラダイムシフトはパラダイスシフトも引き連れてくることでしょう。
はやすぎたセイジン
オタク・マニアは先端をいっている?いっていた?
三次元よりも二次元を愛するオタクの方々は時代を先取りしすぎていたのかもしれませんね。
そしてまだ時代がオタクに追いつけていない感があります。
生まれる時がはやすぎて、現代人の理解がなかなか得られない未来人。
地球では生きづらい異星人か、現代人には耳の痛い正論を説くために抑圧されたり、信念を曲げず命を賭して信仰を守る聖人のよう。
時代が追いついてオタクが一般人となったときには、社会も無視したままではいられない大きな力、大きな声となって政(治)人となる日がくることでしょう。