あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

芸術-本

小説作用

小説が開示する問い ある特殊な状況におかれたとき、ひと・自分は何を考えるだろうか?どのように考えるだろうか? 今まで見つけられなかった、まだ誰にも見つけられていない謎をどのようにして発見できるだろうか?どうしたら見つけられるだろうか? 小説ミ…

好きな見た目。

内容はともかくも、千住さんの『美は時を超える』の文字の大きさや文字間の幅などがこれまで読んだ本のなかでは一番見やすく読みやすかったです。 他の光文社のものもみましたが、なにが違うのか?なぜかこれが一番でした。 美は時を超える 千住博の美術の授…

The 文学!

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」 数少ない「文学」 私にとっての読書は宝探しに似ていました。 問題の答えがないかを見つけるため、あるいは新たな宝の地図やヒントを得るための冒険。 大抵は空振りに終わるところも読書と宝探しの共通点でした。 なか…

読めない本

現代人がダンテさんの「神曲」を読もうとおもったら生涯を要するとおもう。 登場人物の背景を知らないとメタファー読み解けないから読めない。 字面を追うだけのスキャナー読書が関の山ではないかと…。 思想・哲学書もそうですが、研究者の存在はほんとにあ…

そんなつもりでは……。

長文記事「日本」の裏話。そんなつもりじゃなかったんです…。

ロシア文学おそるべし!

ロシア文学のもっとも難点なところは、ワーニャとかソーニャとかイワンとかイワノフとか似た呼び名が多くて、しかもときどき名前と呼称とがかけ離れたひとが登場すること。 『戦争と平和』なんか登場人物おおすぎて、出てくるひとに順番に死んでもらわないと…

色の見える本

最初にして最後の唯一色が見えた本がドストエフスキーさんの『罪と罰』です。 始終灰色。 最初はスウェットなんかでよくみる灰色。 雨の夜は真っ暗な灰色。 闇が浸潤して黒くなってるなずなのに想像の中の家や月や街灯のたよりなく暗い明かりに見える基調の…

この分野ならこれ!

数あるマンガ本の西遊記の中でも、藤原カムイさんの『西遊記』が絵も話もよかったのだけど、短命でしたね。 西遊記(藤原カムイ) コミック 1-4巻セット 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2005/10/01 ドラマの『西遊記』は、やっぱりマチャアキ悟空! 旅々話…