あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

2015-09-05から1日間の記事一覧

幽霊を信じますか?

あなたは幽霊を信じていますか? わたしは「いてもいい」というスタンスです。 おなじことを言うひとに一人だけあったことがありますが、そのひととはおそろしく話があいました。 まわりからは放置されましたけど希少種を捕獲したので気にしな~い。 なぜ信…

ロシア文学おそるべし!

ロシア文学のもっとも難点なところは、ワーニャとかソーニャとかイワンとかイワノフとか似た呼び名が多くて、しかもときどき名前と呼称とがかけ離れたひとが登場すること。 『戦争と平和』なんか登場人物おおすぎて、出てくるひとに順番に死んでもらわないと…

色の見える本

最初にして最後の唯一色が見えた本がドストエフスキーさんの『罪と罰』です。 始終灰色。 最初はスウェットなんかでよくみる灰色。 雨の夜は真っ暗な灰色。 闇が浸潤して黒くなってるなずなのに想像の中の家や月や街灯のたよりなく暗い明かりに見える基調の…

2なの1なの?7なの3なの?

一蔵(ひとくら):長女「ひと」。おとこの子がうまれると思い込んでたから「いちぞう」の読み替え。 二蔵(じぞう):長男「仏のお地蔵さん」。どうしても通し番号にしたかったみたい…。 三蔵(さんぞう):次男「放浪の三蔵」。いつもどっか行っちゃう。 …

天然物と人工物

天然人工物 ひとが作り出すものを人工物といいますが、当のそのひとは自然から生み出されています。 するとひとは天然物であり、天然物のひとがつくった人工物も天然物なんだと思うんです。 じゃあ天然と人工の境界線、エラン・ヴィタール(生の跳躍)はどこ…

神話

神様がいたから神話がつくられたのではなく、神話がつくられたから神様が生まれたのかもね。どの国の神様も芸術家のように気性があらい。特に、穏やかな音楽家という表現者にはお目にかかったことがない。