あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

思考-言葉

「責任」という言葉をめぐって

歴代総理のなかで「任命責任」を認めた件数は最多なのではないだろうか? そしてまた、それでもなお続投する総理はこの先あらわれることはないのではなかろうか。 まあそんなことはよいとして… 結果責任と経過責任 任命責任を認めはしたがさりとて別段なにか…

ひとのいない街並みには言葉が欠けている

人のいない街並み。 そこには言葉がない。 人を描き入れるというのは言葉を描くことなのかもしれない。 人がいなければ言葉は生まれない。 言葉がなければ物語は紡がれない。 言葉のない街並み。 そこには人がいない。 言葉を書き入れるというのは人を描きこ…

みんな言葉の子

言語料理 言葉味 『所さんのニッポンの出番!』の「世界の和食を大変身!ニッポンの味伝授ツアー」で絶対舌感をもつという有坂翔太さんが海外の人料理店に赴くというものがあったのですが、あれを見ていて思ったのは…情報社会に突入して久しいのに、番組に出…

言葉の出自 ことばのうまれるとき

言葉の出生歴 周囲からわたしは理屈っぽいと思われていますが、だいぶ感情的だと自分では思っています。 また、どちらかといえば怒りっぽいとおもっているのですけれども「全然怒らないねえ」と。 言葉が遠くからやってきた 思考作法に変遷はございますが、…

清濁入りまじっても伝わる怪?

伝わるかい? 擬音語・擬態語4500 日本語オノマトペ辞典 作者: 小野正弘 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2007/10/27 購入: 3人 クリック: 172回 なぜか共有されている音の印象 清音の「きらきら」や「さらさら」からは爽やかで清純な印象を受けますが、濁…

千例は先例の洗礼

先例区分 「先例がない。」と言う前にもうすこし掘り起こしてみましょ。 この言葉の前にはどんな言葉が隠れてますか? 「成功した先例がない」なのか「失敗した先例がない」なのか。 ここも、もうすこし掘り進めてみましょ。 洗礼ごとの召名 「成功した先例…

オリハルコン覚え書き

確信の二面性 事実に真実を塗り込めて、真実ばかりの世の中。 事実は確実性を表す語です。 真実は正当性を表す語です。 史実は記録された真実を表す語です。 信実は真実を信じていることを表す語です。 真実は事実ではなく信実です。 オリハルコン生成 盾を…

プラスマイナスオールギューンッ!

相殺されない0 プラスマイナスの法則や「悪いことを乗り切った後には必ずいいことがある」だとか… …そんなことはない!ただ解釈が変わるだけ。 とてもわるいことの後やその最中にちょっとでもいいことがあれば普段よりも数倍よいことのように感じられるでし…

言葉から形。形から意味へ。その先の…言葉。

言の葉の形代 言葉はものさし。 言葉は間仕切り。 言葉は箱。 言葉は限界。… 限界の形代 想像は規制という制限・限界によって可能になります。 つまり規制が想像を可能にします。 制限がなければ混沌であり無。 間仕切ることは、本来その空間が秘めていた多…