先例区分
「先例がない。」と言う前にもうすこし掘り起こしてみましょ。
この言葉の前にはどんな言葉が隠れてますか?
「成功した先例がない」なのか「失敗した先例がない」なのか。
ここも、もうすこし掘り進めてみましょ。
洗礼ごとの召名
「成功した先例がない」の「先例」が「やってみたけれどうまくいかなかった」のであれば「失敗した先例がある」ので、やめておいた方がいいでしょうねぇ。
でも、「成功した先例がない」の「先例」が「やったことがないから」なのであれば「失敗した先例もない」ので、検討してみましょうよぉ。
これで成功すれば先例がないのですから独走独占一人勝ちの1位になるかもしれないでしょぉ?
失敗すれば先例がないだけにリスク管理できずおもわず致命傷を負うことになるかもしれませんけれど…。
でもでも検討の余地おおありでしょ?
「失敗した先例がない」の「先例」が「うまくいかなかったことがない」のなら、これはもうやるっきゃないっ!なぜやらないの?やらない理由がないじゃない!
でも慎重にねっ!なぜ失敗しないのか、どうして成功するのかを見極めないと些細な違いにしか見えなかったところが意外にも要だったりするから。
「失敗した先例がない」の「先例」が「やったことがないから」なのであれば「やったことがないから成功した先例がない」というのと同じで検討してみましょうよぉ。
先例のまとめ
- 「やってみたけれど成功した先例がない」→やめておきましょうか。
- 「やってみて失敗した先例がない」→やりましょっ。すぐやりましょっ。
- 「やったことがないから成功した先例も失敗した先例もない」→検討してみましょっ。運任せの賭けかもしれないので、さいごは度胸しだいとなるでしょう。
厄介者の先例
事業計画やプレゼンテーションなど、計画の発表の場で批判しかしないひと。
「実行する前にうまくいくかどうかわかっているのならあなたがやればいいじゃない?それだけ未来を見通せるなら必ず成功するでしょ?それなのになんであなたはまだそれをやってないの?確証ないんでしょ?確証ないのになんでそんなに自信満々に批難できるの?ただただ批判するんじゃぁなくて、せめて先例あげればいいのに、なぜ不必要に不機嫌で声をあららげるの?」
という先例知らずの上司や年長者や親族があなたのまわりにもいたりして。
「あなたのまわりにも」と言いつつも、わたしのまわりにそんなひとはいません。
そもそもわたしのまわりにはひとがいません。
こちらもいかが?