あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

歴史の浅い土壌が経済学を活性化させる肥沃な大地になっている?

 『欲望の資本主義 〜ルールが変わる時〜』を見ていたら、ノーベル経済学賞受賞者にアメリカの方が多いのは、ひょっとしたら国の歴史が浅いこともひとつの要因になっているのではないのかな?と、ふとよぎりました。

 

 生産量と価格、供給量や供給能力、貨幣の挙動や利子率の変動などなど。現在では実体経済と呼び習わされているものを重視して熟練を用するために大量生産や生産性に対して弾力性のないカッチカチな手工芸・手工業をないがしろにしている感が否めないのではないかと思いましたので。

 

 まだ機械では再現できない削りに磨きにへら絞り。これらの技術が先端技術を支え要となっていることもあるというのに、これらの数値は組み込まれていないでしょ?それでいいの?いつまで瑣末な不確定要素として切り捨てておくの?貴重な技術を追いやることに加担して、ほんとに失われたあとに「知ぃ〜らない」っとでもいうのかしら?

 長い年月をかけて磨きをかけられてきた一朝一夕には再現できない技術についての配慮が足りないのではないかとおもいました。歴史への敬意が足りないのも歴史の浅い所以かな?と、誰も見てないことをいいことに好き放題言ってみましたの回。