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あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

ミニマム住宅を供出する


どれくらいあったらいいのかな?

 先日内視鏡検査を受ける際、出すものを出すために供されたのはベッドとお手洗いと小さな洗面、それに手荷物を入れられる3段のカラーボックスが置かれた2.5畳ほどの個室でした。

 これに浴室はなくともシャワーボックスとキッチン、できればもう1畳ほどの余裕があったら1人生きる分には十分ね。

 これだけ入れ込んでしまうとさすがに4畳半では収まらないでしょうけれども、バス・トイレ付きで6畳弱に集約できるでしょう。

 

長明さん家

 鴨長明さんの方丈庵はおよそ9㎡。しかもバス・トイレ・キッチンはなし、というか屋外。

方丈 - Wikipedia

 フリースペースは長明さん家よりも狭くても(おそらく)快適だなんて、なんだかすこし変な感じ。

 

 現代のミニマリストのなかにお宅が言うほどシンプルでもミニマムでもないということがあるように、長明さん家って当時の庶民の家と比べたら広い方ではないのかな?

 それに時代は逆転してしまいますが、利休さん設計の秀吉さんの黄金の茶室のように、移動が容易な組み立て式という機能面からしても庶民的ではないですしね。

アトリエかわしろ生活館 |鴨長明の方丈庵

 

縄文さん家

 復元された竪穴住居を見ますと、現代の感覚からすればあの広さに一家で住むのは窮屈ですが、あの広さで一人暮らしと考えると現代の感覚からしてもそれほど窮屈だとは感じない方が多いのではないでしょうか?

 

 そうそう。竪穴住居を見た時「これは先進的だなぁ~」とおもうところがありました。それは煮炊きをする炉が家の中心にあるアイランド型キッチンだというところ。

 それになにやら食糧などを置いておけるような1畳ほどのつり棚(といっても簡素なものですが)のようなものがあって、これをもっと丈夫につくったらロフトになるのではないかと想像したら、洒落で竪穴住居の分譲住宅だったり別荘として売り出したり、すくなくとも防火対策に難ありでしょうけれどもキャンプ場にはあったらおもしろいのになぁとインドア派なのに妄想が膨らみました。もうすでにどこかにありそうですけれどもね。

 

みなさん家

 バブルの置土産で熱海あたりには豪華格安物件がわんさとあるようなのです。

 生活再建を目指して職を探すにも身元引受や住所が必要だったりするようですから、そういったものの代替として利用できないものですかねぇ?

 

 計算が面倒なので6畳で10㎡要するとして、すると1億3,000万人×10㎡=13億㎡となり、日本の可住地面積12億㎡を超えてしまいますが、住居建物を平均5階建てで立てれば2億6,000万㎡で可住地面積の2割ほど、住居建物を平均10階建てで立てれば1億3,000万㎡で可住地面積の1割に抑えられます。

可住地面積(都道府県データランキング)

 

 高層住宅が建ち並ぶと1割でも景観を崩したりだとか過密状態になりやすく問題がありますけれども、人の可住域が地下や海や空や宇にまで拡大すれば解消されていくのではないでしょうか?

 

 いきなり全員に居住区を支給するというのでは大変ですから、いつでも誰でも希望すれば得られるようにしたらどうでしょうねぇ。

 支給されたとしてその地で産業興せるかという問題はありますけれども、ただの戯れ言ですのでここでは目をつぶってください。

 

 実現するのに一番の懸案事項は資金。いったいどこからそんなカネ出すんだい?と。それはまあ、あれです。貨幣によらない経済社会になった後の非現実・非日常を想定してのおとぎ話ですので、ここのところも目をつぶって眠ってください。

おじいちゃんもおばあちゃんも聴いてねむった子守歌

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10年後の未来予想図

DREAMS COME TRUE THE BEST 私のドリカム

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 寝付いてしまう前に1つ予測というか予言をいたしたいとおもいます。

 

 3年もしたら物理的な「貨幣っているかなぁ?」という声が大きくなり出し、10年もしたら「カネぇ?あぁそんなもんもあったねぇ」と、現在流通している貨幣がベルリンの壁のように額面以下の価値で過ぎし日の記念品として、またはその土地のお土産品として人の間を彷徨っていることでしょう。

 当たるも八卦当たらぬも八卦。

 さすがに10年後には自分はいないだろうことをいいことに、そうとう派手なことを言い放っておきます。

 

公務化する労働

 語の正確な意味においてのものではありませんが、現代のような資本主義社会の進展により労働は公務化していき労働者は公務員化していくのではないかとふとよぎりました。

 物を生産することに従事するひとの割合が縮小し、他者の生活の豊かさや関係を円滑にするサービスを提供する事業に従事するひとの割合が拡大し、指示に従い労働対価というより時間拘束に対しての報酬を得る身分を保障され厚い福利厚生を求める。

 さらなる機械化と失業率の高まりにともなって、国の形やあり方、公務の境界など、大きなものも揺り動かされるときがそう遠くない将来やってくるでしょう。

 

 あれっ?公務化する労働って計画経済?すると資本主義・市場経済のお隣さんが社会主義・計画経済?防音対策ちゃんとしていないお家ではお隣さんの声が響いてきて時にイライラさせられたり看過されたりしてしまいそうですね。

 お隣さんどころかその発展過程だと捉えられる地続きのものですから、もうすこし仲良くして間を取れればいいのですけれども、ご近所問題ってこじれやすいですからやんなっちゃうわねぇ。

 

遠隔経験のもたらす土地

 機械化や産業構造の変化により失業率はますます上がるでしょう。「ダ・ヴィンチ」のような遠隔治療技術に用いられている視覚や触覚の感得技術がますますあがり、五感が時間と空間を超えることが珍しいことではなくなったとき、都市は消滅し観光業は変様するでしょう。集約のデメリットがメリットを上回り、過度で不自然な開発やひとの極端な局在と移動がなくなるかとても少なくなるでしょうから。

 

 意識をまるごと遠隔地で再現できるということは、現在のスポーツ観戦やライブイベントとはまた別物です。実際にその場にいるよりもテレビ中継の方が多角的に見ることができ、さまざまなデータも提供されますが、それも同時に限りなく現実に近い現実としてそれを体感できるのですから、ポータブルテレビ片手に観戦するということの比ではありません。

 

擬制商品の一角

 実際にそこを訪れそこにいるということの効用が薄くなりますと、土地価格の急落や高騰はおきづらくなり、土地の価値が均されるでしょう。

 すると映画『マトリックス』の世界のように、人一人生きるには1畳ほどで事足りてしまうようになるのかもしれません。

 

 最後までその場がもつ価値を高める要因となるものは、やはり資源でしょう。そこに資源が眠っている限り、その土地の価格は下がらず、それどころか、周りの土地価格が下がるほどに相対的にその差は広がり、土地価格に格差が生じるでしょう。

 しかしこれもおそらくは一時のこと。化石燃料によるエネルギーによらない社会へと移行したとき、驚くほどのスピードで下落して継ぎ目が分からなくなるほど均されることでしょう。そればかりかむしろその土地は崩壊しやすかったり引火爆発しやすかったりしてひとが近づくには適さないために、もっとも低価格な土地となり果ててしまうかもしれませんよ。

 

 盤石で崩れることがないどころか今では自明視されている擬制商品の労働・土地・貨幣のいずれか一角が崩れるとき、なし崩し的に連鎖崩壊を起こすかもしれません。

 価値ある商品とおもわれていたものの価値に疑義が呈され、擬制商品が「答え(前提)」から「問い」の対象へと転化するのですから。