未知の効果を断つ細分化思考
「サプリメント」という横文字ではわかりづらいですが、栄養補助食品は不足しがちな栄養を補うものです。
しかしそれをメインの栄養として購入されている方や、メインと代替可能であるかのように喧伝される方がおられます。
栄養素ミキサー
足りない栄養を補給するにはすぐれたものですが、それによって見過ごしてしまっていることもあるとおもうのです。
サプリメントによってサプライ・供給される栄養素は長年の研究によって発見された今では既知のものです。その栄養素単体でのはたらきや効能も知られています。
しかしある食品に含まれている栄養を栄養素に細分化してみてしまうと、栄養素のはたらきや効能の恩恵にあずかることはできても、まだ未知の栄養素同士のむすびつきや分子の結合の仕方の多様性によってもたらされるはたらきや効能を見過ごしてしまうことがあるのではないかとおもうのです。
特定の栄養素という既存のもの、予測範囲内の結果に目を奪われて、まだ知られておらず名づけられてもいない栄養素やはたらきを見過ごしてしまうかもしれません。分解してしまっては効力を失ってしまうものがあるかもしれません。
ダイエタリー・サプリメントでサプライ・ダイエット!?
筋肉をつけようとプロテイン粉末やアミノ酸チュアブルばかりを求めるのではなく、(最近は含まれていることが多いようですが)ビタミンB2、B6、B12などをあわせて採った方がより効率よく目的を達することができ、さらには、もしかしたら大豆や鶏肉のように食品として摂取した方がより効率的であるような、まだ見ぬ効能が秘められているかも知れないではないですか。
目の敵のように嫌われていた糖分も運動直後には採った方が筋力が高まりやすいって解明されたでしょ?
カルシウムはマグネシウムと2:1の割合でとった方がよりいいでしょ?
ほどほどには太陽光(紫外線)受けないとビタミンDが不足しますし、心身患ってしまうでしょ?
万能食品の万能にも限界はあるでしょ?
広い視野を持って木を見て森を見ずということがないように、まだ人類には秘されたむすびつきを夢みて、命のスープを追いかけてみてはいかがでしょうか?