あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

【イラスト】四の五の言わずにいいから見せセミ

ちょっとぉ今なに隠したの怒らないから

見せセミ

生息地

 「木を隠すなら森の中」戦法で、隠し事や見つかると大目玉をくらいそうなネタのエサを忍ばせているアツつくて危険な森林では高確率で見られます。このようなホットスポットで見られないということの方が稀です。

 

 暑さの盛りにはどこからともなく土の中から木の幹を匍匐前進で這い登り、ネタをつかむと即座に鬼の形相を覗かせて変態し、うわさ話のLINEで瞬く間に広く知れ渡り、一斉に騒がれるようになります。

 ときに噂が連鎖的に波及して鳴きやむときがないほどに騒がれることがあります。今年の芸能界のように。

 

 なかには思い込みや嫉妬心から犯人扱いして証拠の提出を強要する、秘密のない寒いところに生息するものもあります。

 

特徴

 ひどい点数のテストの答案やへそくり用に秘かに開設された預金通帳や財形貯蓄の証書などにはめざとく、すかさず「見せセミっ!」とジリジリミンミン執拗に質問攻めにし、耳障りなほど痛いところをチクチクツクツクつきます。

 

 あまりの騒がしさに気が滅入ってしまうこともあるでしょうが、こうなるともう諦めるしかありません。暑さが過ぎるのをジッと待ちましょう。抵抗するほどに苦しみは長引くだけです。

 

 年のせいか失禁が悩みのひとつなのですが、怒っている最中はそんなことを一切気にせず、命の限りわめきつづけます。

 

 ヒステリックなところがあり早とちりしただけのただの勘違いで相手を叱りつけてしまうことが多々あり、そんなときにもジッジッジッチッチッチッとぐだぐだ口答えをして口を閉じることがなくうるさいため、一部地域ではとつっかまえて素揚げにして食べて、力づくで口を塞いで黙らせているところもあるようです。

 

近縁種

  • 生活に追われ明日をも知れない「その日暮ラシ」
  • アメリカの自然保護区で寄席興業をしている「寄席見テ」
  • 不格好な見た目の「ダセー見」
  • ほぼセミなんだけどそうでないところもある「semiセミ」
  • 世界中どこに分布していても見た目や特徴に差異の認められない「SEMI規格セミ」
  • キリシタンの武士であることを主張する「セミなりよ」
  • テノールの美声を響かせる「ホセミ・カレーラス」
  • お互いの意見を出し合って勉学に励む「セミ鳴ーく」
  • 体に陶磁器の混ざった焼成されて窯から生まれてくる「セミミックス」
  • 自然主義を提唱する「セミール」「セミール・ゾラ」
  • ファイヤーファイターの気概を今なお宿す「スティーヴ・ブセミ」

などなど。

セミ - Wikipedia

 

新たに仲間入り(イラスト追加日:2017年4月15日)

ダセーミ

↑ジーンズ感が出ない…。

 

その日暮ラシ

↑たべるものにもことかきその日その日暗し!