せんしゅ入り乱れて
どんな話の流れだったか、北朝鮮の水爆実験の話となり、あの子がこんなことを言う…「バリアみたいので[振り付きで]ピーッてなんかやる」と、どうやら盾のようなバリアを思い浮かべているようです。
さらに言えば彼の頭には「守る」ということだけで「攻める」という考えは微塵もないのです。
防御にしか使えない兵器というようなものがあればいいのですけれどもねぇ。
せんしゅ交代
バリアもそれを纏って突撃すれば武器となります。
人の気力も機械の動力も削いでしまう透明な停止ビームみたいなものがあったとしても、無気力中に攻め入るといったように、兵器・戦略を複合的に組み合わせて使うことで攻守揃ってしまいます。
専守な兵器はなく、どうしても攻守に流用できてしまうんですよね。
矛盾の矛と盾は同じ素材のものでできているのではないかというような具合で…。
専守防衛に種々の解釈がございますが、おおむね「先制攻撃を行わない」「いかなる場合も攻撃は行わない」というあたりの解釈が一般的なのではないかとおもいます。
守るためには守るための道具が必要となり、どんなものも攻守に利用できてしまうとなると、どうしたものか…。
原子力は膨大なエネルギーを生みだし生活を守る面もあるかもしれませんが、ミサイルに搭載して強大な威力をもった攻撃の面もあります。「抑止力のための核」も攻守の二面性をもちます。
核兵器やミサイルなどを利用せずに国防を考えるなら、通商や政治などによって協力関係の構築や牽制をする必要があるかとおもいますが、貿易摩擦や経済封鎖・経済制裁などがあり、それらにも攻撃性がまったくないというわけではないでしょう?
となると、専守防衛ってなんなんでしょう?どうしたら現実味のある姿勢となるのでしょう?