左にあんねん
このたびまたしても蓄膿となったようでございます。
わたしはまだ2度目の駆け出しピヨッこですが、たびたび蓄膿となる方が一度は口にしたであろうことを言ってみます。
「また蓄膿かちっきしょう。」
今回の蓄膿ははっきりと片側だけだとわかるものです。そしてそれはやはりわたしにはなにかある左。
「左の怨念、左におんねん。」
どうもわたしは左隣に悩まされるようです。
左の安寧
「武器をもったら使いたくなるの」とは、あるかたの言ですが、武器をもった国やひとがお隣にいらっしゃったらどうしたらよいのでしょう?
「武器をお手にならないでくださいとお願いしつづけること」とお答えになられるのでしょうけれども、そのまたお隣さんが武器を手にしていたらどうしたらよいのでしょう?
説得が功を奏してお隣さんが武器を手放し、それをみたそのまたお隣さんが武器を手放す。こうして隣の隣の隣の…とドミノ倒しのように順調に倒れていけば言うことないのですが…
倒立するドミノ
折しも隣の隣の隣の…とずーっとすすんだ先のどなたかのお隣でひとたび抗争が起き、そのお隣同士で武器を手に衝突してしまったら、一度倒れたドミノが今度はその紛争地帯を起点として逆向きに倒れていくように、お隣からの火の粉を払い身を守るために、あっという間にどのお隣さんもまた武器を蓄えておくという元通り。
現代の混迷を極める世界情勢は、あのころ倒したドミノが逆倒しとなってもどってきて、問題としてそこに倒立しているようなもののようにおもいます。
このドミノの動きを追ってみますと、どうも話し合いで誰も武器を手にしない世界へと導くというのは、理想としては勝るとも方法としては劣るのではないかとおもわれます。
偏ったドミノ
お隣さんがどうであっても平和な社会にしていきましょうということを目指す国際機関が国連なのだとおもうのですが、この組織のトップが所属する国に軍があり武器があるというのはなんだかなぁ?とおもうのです。
軍事力のある国に国際影響力も進呈致しましょうというような、金棒を持つオニに勲章も授けているような、なにかそのようなものに見えてしまうのです。
ですから国連事務局長の選出要件として、本籍をおく国に軍ならびに兵器がなく、他国との軍事協力関係のようなものもなく、経済力が各国との比較で中央値付近に位置していることといったような条件を加えてもいいのではないかとおもうのです。
公正さを保つために
特定の国や地域に権力が集中することを防ぐため、事務総長は安全保障理事会の常任理事国からは選出されないこと、また世界の各地域から順に大陸ごとに選出されることが慣例化している。『Wikipedia「国際連合事務総長」』
となっておりますが、軍事力を持たない国というのはほぼ皆無ですので、これを適用してしまうと事務局長空位になってしまうのですけれどもね。