あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

ブログに「私的ネット掲示板」的な「コメント通信欄」を設けてみる実験

 ブログにのせる"お問い合わせ先"の種類はいくつもあるでしょう。

 

 たとえば…

 

  • メールアドレスやそのリンクを張る
  • 匿名性を維持するためにメールフォームサービスを利用してお問い合わせページを設置する
  • 「ご連絡はtwitterやFacebookでおねがいします。」とSNSへと促す
  • 住所をのせてお手紙でいただく
  • 電話番号を記して生の声をお聞きする

 

などなど。

 

 某国のある政府高官の方などは送受信履歴を残さず安全に連絡を取り合うためにメールサービスのアカウントを共有して"下書き"を利用するといった方法を用いていましたね。

 結局はこの手の話しではよくある恨み辛みアナログラインで露見してしまいましたけれども…。

 情報漏洩の大半はシステムや技術的なものではなく感情的なものだったりしますよね。

 

匿名性を担保しつつ連絡をとりあう方法の一計「コメント通信欄」

 連絡手段としてひとつ「こんなのはどうでしょう?」というものがあります。

 

 その方法というのが「ブログのコメント欄を利用する」というものです。

 

 はてなブロガーであればコメントは「コメント欄」ではなく「はてなブックマークコメント」でちょ~だいっ。という方が多いでしょう。

 はてブコメントなら新着エントリー入りできるかもしれないけれど、コメント欄にいくらたくさんご意見・ご感想をお寄せ頂いても新着エントリーには関係ありませんからね。

 

 それで「コメント欄があるからはてブコメントが増えないんだ」と考え、選択肢を減らすことでよりはてブコメントへと誘導するためだとか、あるいはコメント欄を設けていると、ときに「名前:とおりすがり」が急増し(芸能人の急に「親戚が増える」現象みたいに)、コメント欄が荒れて疲弊してしまうなどの理由で「はてなスター」とともに「コメント欄を消しました。」となる方がたくさんいらっしゃいます。

 

 総じて評価・評判があまりかんばしくないブログのコメント欄。

 

 そんな「コメント欄」を助けてあげたいっ!

…という気はさらさらありませんが、「通信用、連絡用コメント欄」という使い方ができるのではないかとおもいました。

 

コメント通信欄とは?

 どんな使い方かというと、ブログのコメント欄のコメントを承認制にして、他の人には知られたくないときには「不承認希望」とでも書き添えていただいて用件をコメント欄に書いてもらうというもの。

 これだけ。

 

 「ブログ主の発言はオープンでいいけれど相手の発言はクローズにしたい」場合はそのままで、「ブログ主も相手も双方の発言をクローズにしつつちょっとだけSNSのように使いたい」場合は、双方がブログを開設してお互いコメントを「不承認」でやりとりする。

 ただこれならブログアカウントを共有(はてなブログならブログメンバーを利用してもいいかもね)して「記事の下書き」を利用して連絡を取り合うっていう方が簡単だね。

 ただただそれならそれなら「メールの下書き」と変わらないから「じゃあメールの下書きでいいよね?」だけどね。

 

 「コメント欄の不承認利用通信」と「双方向コメント不承認 or ブログやメールの下書き利用通信」の違いは、前者はお互いに氏素性が知られることなく身バレ等を防ぐことができますが、後者は事前に知人であることが前提であるというところです。要は匿名性の違いね。

 

 「それなら無料のメールフォームサービス使うわ」とおもうでしょ~?

 でもどうする?

 返信するときどうする?

 メールで連絡取り合うとなるとこちらのアドレス晒さないとだよ?

 まぁ、ふだん使うのとは別に匿名通信用のアカウント、アドレスつくればいいだけなんだけどさっ。

 でも別個にアカウントつくって管理するのってめんどくな~い?

 ブログやってるひとなら「コメント欄の不承認利用通信」今、もうできるよ。

 はいっ!めんどくな~いっ!

 

 ブログでこんな使い方していいのかわからないけれど…通信・連絡用で記事内容が"コメント"しかないページを1つ設けて"お問い合わせ先"とする…というのはどうでしょう?

 

コメント通信欄のメリット・デメリット

 この「コメント通信欄」が最大効力を発揮するのが、個人運営でそれを設けたり必要とすることはほぼほぼないのだけれど「よくある質問」ページをつくるというとき。

 まんま「よくある質問」だものね。

 

 反対に悩ましいのが、コメント数が多いと視認・検索性がおっそろしくわるくなり連絡をとりあうには不便で不適切なこと。

 不特定多数のひとと連絡をとるとなると誰に対して返信しているのか都度、名前やid書かないといけないし、済んだ用件はどんどん消していかないと肥大していく一方だし、で、「コメント通信欄」ってのはメールとブログの中間に位置する連絡手段なのかな?とおもいます。

 

 以前なにも書かれていない、その記事1つしか投稿・公開していないというブログがありまして(今もあるのかな?)、そこを訪れたひとたちが自由にコメントを残していったという、あたかも昔懐かしい駅やネットの掲示板のようなはてなブログをみかけたことがあるのですが(しかもその記事(?)にはたくさんの「はてなスター」がついていました)、そんなような感じです「コメント通信欄」。

 

 じゃあ「コメント通信欄」なんて言わずに「コメント掲示板」か単に「掲示板」とだけ言えばいいんじゃない?とおもわれるでしょう。

 ごもっともです。返す言葉は…ありません。

 ブログ主が制限のかけられるちょっと限定的な「私的ネット掲示板(PBBS:Private Bulletin Board Systemとでも呼ぶ?)」です。

 こう言えば上で2,000字も要さなくってよかったね。

 

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 ということで、どういうことで?ためしに「コメント通信欄」「コメント掲示板」「私的ネット掲示板」名前はなんでもいいや。を設置してみようとおもいます。

 

 この「コメント通信欄」、すぐに"放置状態"に移行するとおもわれますので、返信は保障できません。が、なにかございましたらためしに「コメント通信欄」のコメント欄にコメントを残してみてくださいな。

 その際、発言をクローズにしたい方は「不承認希望」とお書き添えください。

 もし返答する場合は基本的にわたしの発言はオープンにしますけど…って、そうしないと一方通行で"連絡"とりあえないですからね。

 

 いやいや、それならtwitterでいいんじゃない?と思われた方、その通りっ!

 twitterをされている方であれば「コメント通信欄」でなくってもtwitterのメッセージででももちろんいいですよ。

 どれもこれも基本無視の姿勢ですけれど、これは1つの実験です。

 

 それでは、なにかございましたらこちらの『お問い合わせ「コメント通信欄」』まで。