安倍政権のレガシーにはなにが連ねられるでしょう?
民主党に崩された古き悪しき自民党体制を修復し、国や国民からお金を巻き上げておいてそれを海外に流し身内に配りしてお金を使い倒したということぐらいの功績しか目につかないのですが、なにか光る鉱石残していますか?
日本は生産性が低いといわれますが、外交において拠出する金額に対してその成果の薄さを考えると、国を代表する政府からしてこれなのですから無理からぬこと。会議も不必要に長く多くて国を代表する生産性の低さをみせる国会、政府が生産性うんぬんいったところで説得力が微塵もない。
対国外となるとなんのリターンも期待できないのに、ただの地獄口車で実利がないというのに、なぜ気前よくポンッと数十億、数千億だしてしまうのでしょう?
それが対国内の自国民のこととなると財源がないと途端におそろしくしぶちんになるというのはどういうことなのでしょう?
アベノミクスの3本の矢はお金でお金を回すことが勘所ですし、なにか手を打ったから硬貨が現れたというよりも、実状は「やるぞ!やるぞ!!」といって期待感が高まって市場が反応したというだけのことではなかったでしょうか。
むしろ「やるぞ!やるぞ!!」といってほんとにやってしまったのものはやらかしてしまったものとなり、逆効果になったということの方が目につくのですが、この感覚は単にマスコミ報道によるものなのでしょうか?
それに…物腰は柔らかそうでいてやっていることはそこそこ強権なのですが、言うほどリーダーシップ感じないのです。
だってねぇ~老害一人おさえられないでなにがリーダーかと思うのですよ。
あそこの関係が政治は派閥闘争に明け暮れて、そこを脱せないことの象徴のように見えてならないのです。
横取りレガシー
うまくいったときには「運に恵まれていた」と言い、うまくいかなかったときには「判断を誤った」と言う方が個人的には気っ風がよくってすぐれた指導者だなあと好感をもてるのですが、それとはちょうど反対の印象をもっています。
うまくいけば「政策が当たった。これからも全力で改革を進めていきます!」と言って功績のいいとこどり、うまくいかなかったときは「混迷する国際情勢のなか想定外の事態が起き、予期せぬ状況となったためしかたなく…」と言って政策には非がなかったと釈明しているように見えるのです。
それならうまくいったことも「混迷する国際情勢」の恩恵だったのではないかと思うのです。
好ましくないものだけを人間の意図や営為の埒外にあるものに帰属させるという回避行動はいかがなものかと思います。
とはいえ一国のリーダーが非を認めるというのは得策ではないことは重々承知しておりますから、それを求めているわけではないのですが、それでもねぇ…程度というものがありましょう?
やるやる詐欺も一計
こうなったら「やるやる詐欺」でいいのではないかと思えてきます。
揶揄しようと思っていっているのではなく、あれもこれも「やるぞ!やるぞ!!」と言って一向にどれもなにもしない。その方がうまく回っていくのではないかと、そんな気がするのです。
それで何年かして振り返ったとき「安倍政権ってやるぞ!やるぞ!!と意気込みだけはすごかったけれど、結局どんな功績を挙げた政権だったっけ?あれもこれも達成したように思ってたけれど、振り返ってみると特段なにもしなかったよねっ?それなのになんでだろう?なぜかすべて好転したよね。運の強い運だけの不思議な政権だったねぇ。でもそれでよかったねぇ。」と、それでも実は政治手腕のなしたわざではあったのだけれど(なにもしないというのが時に最善策だったりするでしょう?)、レガシーはすべて"強運"の一言に回収されてしまうけれど、後世に高評価を残すのではないかなぁ?
期待先行で実体のない気体政権。この方向でいかがでしょう?コストもかからなくてなかなかの妙案じゃない?
防衛費、竹島や尖閣諸島や北方領土などの領土問題、北朝鮮拉致問題、報道自由度、BIなどなど。
どれもこれも手当たりしだい「政府は本格的に検討に入りました」と言って別段なにをするでもなく検討してるふりだけみせる。
5年も10年も延々検討し続けてなにもしないっていうことはなにも特別なことではなく、今までやってきたことですからお手の物でしょう?
レガシーコストになる可能性を十二分に含んだものですけれども、それもほら、お得意じゃない?ギャンブルお好きでしょ?
大阪経済復興のために、まずは先陣切って賭けて、先鞭付けておいたら?
足枷憲法案
なにはともあれ自民党憲法案は一旦ひっこめない?アレなんのメリットもないじゃない。
改憲が党是だからといってアレを掲げておくメリットがひとつも見いだせない。せいぜいが党執行役員お歴々の自己満足の肩章でしかないのではないでしょうか?
そのあまりの黒さに名をはせる電通。うわさレベルのものですが、電通には裏十則なるものがあるとかないとか…。
自民党憲法案にも実はこの裏十則のように、裏憲法案があって、現在おおやけにしている表憲法案よりもさらに一段ブラックなのかもしれませんね。
でもだとしたら、表であれだったら裏はどれほどのものになっているのでしょうね?
いずれにしろそ~っとひっこめておきませんか?せめてその気運が高まるまでは。アレを掲げられると改憲には賛成でも、アレになるのかと考えるととうてい賛成できないわ〜といって反対派に回らざるをえないという人、けっこうな数にのぼるとおもいますよ。