世界的にエライから偉いの?
「天皇は外交官1000人分」という根拠の曖昧な言説があるようです。
国民のいない国は国ではありません。
国をもたない国民はいません。
人があっての国ではありますが、国があっての国民です。
人は種の名称であって属性をもちません。
国民は特定の国に属するという属性をもっています。
国は国民の必要十分条件です。
そしてこの国を造り統治し君臨してきたのは日本においては天皇であり、君民一体となり語り継いできた神話によってむすびついた国体という国のあり方です。
1,000人力か!?
日本の統治の象徴が天皇陛下。天皇がいないということはその土地の所有者がいないようなもの。
土地や建物、什器などが会社の名義になっている相続人のいない社長以下全員平社員の町工場があったとして、その会社の社長がいなくなったら会社はどうなるでしょう?次期社長は誰か?その正当性を担保するものはなにか?会社は倒産して社員は離散して更地にされるかもしれません。派閥抗争が起きるかもしれません。
天皇がいなければ君民一体も国体もありません。そして国がないので外交がありません。天皇は国体でありかわりがききません。
天皇がいなければ「日本」ではなく、「日本」がなければ(日本国の)外交官もいないのですから比較対象となりません。
どうしても数字で示さなければならないとしたら、あとおよそ1億2,000万人分足りません。外交官1,000人という言説は大げさな数なのではなく、むしろ低く見積もりすぎているのではないでしょうか?
国の代表者ではなく"国"に対面して臆さない個人があるでしょうか?
(意外と近く、宮内にいたりするのかもしれませんけれども…)
ぼやきくっくり | 【紀元節】外国人から見た日本と日本人(17)
こちらもいかが?