心構えに定型詩
shame
年をとりますと頭とは対照的にお鼻のお毛々が繁茂してきます。
そうしますとときに「出てるよ」もっと辛辣には「うける~出てるんですけど~」と指をさされて笑われることもあります。
そんなときにはこう言ってあげましょう…
「出てるんじゃないの。出してるの。」
「出てる」ことを指摘してきた相手をひるませ、「出している」自分を鼓舞する。
ポイントは間を置かずすかさず、でも真顔で普段の口ぶり宣言すること。
これであなたもshame killer。
これの応用で「鼻頭にクリーム」「ほっぺにご飯粒」、強敵の「歯に青のり」のときにも使えます。
自動詞を他動詞に、受動的なものを能動的なものにすり替えるだけでなんと力強いものとなることでしょう。
さらに応用で「肩に鳥のフン」「ガム踏んじゃった」、おそらくこれがshameの最高峰?「放屁」の音とにおい。ここまでくると一か八かの最高難度。
見た目がまだまだ気になるお年頃では使えない小技ですが、見た目にはもうあまり関心がない斜陽のお年頃には使える小技ではないかとおもいます。
それに年を重ねるほどに味わい深くキレとボケがのっかってくるからね。
photograph
観光地などへ行って集合写真なんかを撮るという状況に遭遇することもあるでしょう。せっかくの楽しいイベント。残す記録も楽しそうなものにしたい。
なのに「できるだけ見た目よく写ってやろう」「左の顔しか写させやしないよ」と、さまざまな思惑が錯綜してみんなスンッとおすまししちゃったっりなんかして外ゆきの顔。
「表情かたいよ~はいっ笑ってぇ」と促してもそのときはほんのひとときの作り笑い。すぐにまた写真用の顔をつくって、スンッ。
こんなときはこう言ってみてはいかがでしょう…
「○○さんもっと真ん中よって~、はい、みんな笑って~…○○さん笑いすぎぃ」パシャリッ。
言いながらも撮影者は冷静にみんな自然な笑顔をしているシャッターチャンスを逃さないように待ち構える。つられて自分も笑って手ブレしないようにね。
心構えの決まり文句
fame
「柔よく剛を制す」
恥ずかしかったり咄嗟のことでどう対処していいのかわからずうろうろ、おろおろ、でもそんな姿勢を見せまいと頑張って平静を装ったり、ツンとしてみたり、無視してみたり、相手の言い分つっぱねてみたところでそれはただの強がりだってすぐに見抜かれちゃうから、ここは一旦ひきうけて、受け入れてからの、相手の力を利用した返しを試みてはいかがでしょうか?
笑いのセンスがあったり度胸のあるひと、頭の回転の速いひとであれば、とっさに気の利いた小技をしかけられるのでしょうが、笑いのセンスもなく度胸もない、頭の回転も低速なものでは小技がおもいつかなくまごついてしまいます。
なので「こんなときにはこう言おう」と平時に決めておくと心強く、「今そのとき」というときに余裕ができて動揺せずにすむとおもいますよ。
目論見通りうまくいけば一躍fame monsterに成り上がるかもしれませんよぉ。
ウケなかったときはmonster色がさらに強まって大惨事を招きますけれど…。
あと、準備してないパターンでこられたときはおわってますけどね。
こちらもいかが?