いつもの逸脱の笑い
新しいもの、常識を覆すもの、規則を破るものが面白い?
笑いと規則
ひと以外に(規則という)概念をもつものはないので、笑いは人間固有のものかもしれない。だとすると…笑いの対は怒りではなく規則?笑いは(規則という)概念の上にたつ?言葉の上ではなく。
笑いには意表をつくもの、つまりはルールからはずれた、あるいは意図的にはずした笑いと、意に添った、つまり期待した通りの笑いがあります。
これらは相反しますが、同じ笑いという反応を引き起こします。
おかしみ・面白さは、笑いを引き起こす滑稽と、それを引き起こさない興味を引くという質の違うものもあります。
意の後の蛙
意に添わないことが怒りを生じさせ、意に添うことが喜びを与えることがあります。
意は言葉・概念の後のものですから、言葉によって生じる感情、言葉の後にやってくる言葉未満の感情があります。それはまた意外におおいものとおもいます。
動物がそれを持つように感じるのは、わたしたち言葉を持つものの解釈であって、ただの反応に過ぎないことがおおいのだとおもいます。
おおくの哺乳動物は降服や喜び、敬愛の表現としておなかを見せますが、人類は直立二足歩行をするようになって常におなかが見えている状態になってしまったため、その代替表現として笑顔が発達した…ということもあったのではないでしょうか?
発情期がわかりづらくなって胸が発達したように。
誘い笑い
共感は笑いを誘発します。趣味であっても他人の悪口であっても。
悪口は他者との非同期・非共感感を(他人と)共感すること。
自分以外にもそのように感じていたんだぁ~という。
共感不可能・一致不可能・他者の思考の不可知性という摂理からの逸脱・飛躍・ズレが共感に笑いをもたらすのではないでしょうか?
一致というズレ。共感という逸脱。飛躍という結合。
こちらもいかが?