あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

紙幣の図柄刷新に際しておもう令和元年

新紙幣私案

 すでに決まってしまいもう発表もされてしまったのでどうしようもないことではありますが…

 

 1,000円札は平成天皇、5,000円札は持統天皇、10,000円札は神武天皇

 

でいいじゃない。

 

 日本の紙幣なわけだし、THE日本人なわけだし、月岡芳年のあの印象的な版画とかかっこいいし、戦後で生前退位って唯一なわけだし、日本の起源・太祖ー中興の祖(的な)ー今上(というか現代)なわけだしさ。

 なのにこれまで一度としてすべての紙幣の図柄がオール天皇で固められたことがないということに個人的には一抹の違和感を覚えるのです。

 

 政治的なこともあるのだろうし、偽造防止の観点から肖像画ではなく写真が残っている人物で、なおかつ明治維新以降の文化人から選定するという前2回の改札時の考えを踏襲するといった現政府の諸々の考えもあるでしょうから今回1,000円札が北里柴三郎、5,000円札が津田梅子、10,000円札が渋沢栄一となったのでしょう。

 

 それがわかったうえで、それでも1つ提案してみたいことがあるのです。それは…

 

デフレ脱却のための一計

 お金というのは使われてなんぼのものです。使われずに貯め込まれてしまってはお金が回らず経済が回りません。死蔵です。

 

 ですからお金そのもの、紙幣や硬貨の材は貴金属など貴重な価値あるもの、希少で価値の高いものではない方がよいのです。

 

 また、長く手元に置いておきたい、あるいは別段なんの感情も催させない中性的な人物であるよりは一時も持っていたくはない、できる限り触れたくはないと嫌悪感を催させる人物の肖像の方がよいのではないかと思うのです。

(国を代表するような良人ではない人の肖像画を紙幣の図柄として用いるわけですから対外的な印象としては「なんて変な国なんだ」と訝しがられるかもしれませんが試みとしてはおもしろいのではないかとおもいます。)

 すると貯蓄性向が抑えられ、消費性向を刺激し、キャッシュレス化をも促すのではないかとおもわれるのです。

 

 以上のような考えから若者にも多少なじみのあるよう平成に限って人物を選出すると…

 

 1,000円札は安倍晋三、2,000円札は竹中平蔵、5,000円札は小泉純一郎、10,000円札は橋本龍太郎のデフレ・スパイラル(または平成日本新自由主義)に寄与した大御所・立役者・先導者(扇動者)・大成者のオールスター。

デフレ・スパイラルの現在、過去、未来を辿るスパイラルのようでわかりやすいでしょ。

 

 これならみんな「デフレ退散!」とか「あ~縁起わるっ!」って感じで今より抵抗感なくお金手放せてちょっとはデフレ解消に向かうんじゃない?この方が景気対策にもなるしキャッシュレス化もすすむんじゃないの~?

 

 以上、戯れ言でした。