「汝の意志の格率が常に同時に普遍的立法の原理として妥当しうるように行為せよ」
↓異訳
「あなたの道徳がいついかなるときも絶対的な道徳に適うように生きなさい」
↓異訳
「あなたにとっての正しさがどんなときでも万人の正しさと合致するように行動しなければならない」
↓異訳
「あなたの正義が状況や環境や時代に関わらず全人類にとっての正義と違わない言動をせよ」
↓異訳
「あなたが正しいと疑わないことがだれにとっても正しいことと同一であるようなふるまいをしなさい」
↓異訳
「正しいことをしなさい」
↓異訳
「(倫理的に世間に)恥ずかしいことをすなっ!」
最後の方は伝言ゲームのように飛躍して原形からだいぶ変質した俗っぽい言葉に出来ました。
これを反対に、「恥ずかしいことをすなっ!」から遡っていったところにカントの道徳法則・定言命法がひかえていようとはだれもおもいはしますまい。