あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

平和的!?交通テロ

 ほんの1台の故障車によって数キロ圏内数時間に及ぶ重篤な交通渋滞。

 交通網張り巡る都市部であっても一部道路を通行止めにするとトラフィックジャムどころかトラフィックマヒ。

瓶詰のジャムが並ぶ
マヒマヒ(シイラ)を釣り上げた男

 交通網はあっても逃げ道迂廻路がなく余力のないキツキツ交通網。

 都市機能集約しすぎ。

 人口密度高すぎ。

 通勤通学時間が画一的すぎる。

 

 これじゃあ災害時に交通が機能するわけがない。

 それに…これは決して提案しているわけではなく、けたたましくカンカンガンガン警鐘を鳴らすものですが…交通テロ起こすの容易すぎる。たいして人手も資金も必要とせず確実にダメージ与えられるわ。

 

渋滞は簡単に起きる・起こせる

 もしもわたしが敵対する国の指導者だったら、自国民を送り込んで毎日のように基幹道路のどこかで車を故障させるという手を打つかもしれない。

 あまりに資金に余裕がないようなら実際に車を故障させなくても、故障したかのように装って緊急車両やレッカー車などがくるまで停車させておくわ。

 バイパスや高速道路などの路肩でボンネットを開けておいたり車の周りを歩きまわって車が不調であるかのように見せかけるだけでも横を通る車の運転手は気になってこちらに注目して無意識に減速してすぐ渋滞するものねぇ。

 

静かなるテロル

 このような交通テロは直接人体・人命に危害を加えることはなく、しかもテロ行為であることが被害者・被害国にほぼ気づかれることがなく、それでいてその国のロジスティクス・物流に正確無比な攻撃でもって経済的損失を加えて国力を削ぐ(1回の交通テロによる損害はわずかであっても(それでも1度のテロで被害額換算トータル数千万ほどの被害額にはなるのではないかとおもいます)それを数百、数千と起こせばそうとうな額に上るでしょう)ことができます。

 

 このような言い方が適しているかはわかりませんが、交通テロというのは比較的平和的手段によるテロ「平和的テロ」といいうるものではないでしょうか。

 シロアリのように気づかないところで蝕む静かなるテロル。

 この攻撃に気づいた時の恐怖といったら、鳥肌がとまらないほどのテロルでしょう。

 

 もしかして世界各地の都市部はすでに交通テロの攻撃下にあるのかもしれない…って、行き当たりばったりでその場しのぎの都市計画によるただの自爆かぁ。

 

 というようなことを渋滞にはまりながら考えていました。

 

 渋滞にはまったひとはイライラしてしまうから、渋滞発生地帯の付近では普段よりも事件・事故件数が増えているとおもわれるのですが(←※渋滞による事故ではなくてね)、「渋滞と事故件数」や「渋滞解消後何時間の間は事件事故が起きやすいか」などの詳細なデータが見つからないのですが、統計とってないのかなぁ?

 なにかっていうと「経済効果、経済効果」言うのに渋滞による(負の)経済効果・経済損失について、渋滞によって日にどれほどの損失が出ているのかを試算して発表しているひとや報道局にお目にかかったことがないのですが…なんででしょう?