第1段階:手書きイラストをパソコンに取り込むまで
- シャープペンで下書き
- ボールペンでなぞる
- 下書きの線を消しゴムで消す(紙を破かないよう常に一定方向に動かすこと)
- スキャナで画像を取り込む
- イラストごと範囲を指定してコピー【Ctr+C】(PDF保存されたものは拡大・縮小で読み込み画像の画素数を気にする)
- GIMPに貼り付け【Ctr+V】
- 名前を付けて保存
第2段階:GIMPで描線を整える
- 「画像(I)」→「画像の拡大・縮小(S)…」で「キャンバスサイズ(画像サイズ)」(の幅と高さをロックして)を幅(W)360か高さ(H)310px以下に画像が収まるように「拡大縮小(S)」
- 「画像(I)」→「キャンバスサイズの変更(V)…」で「キャンバスサイズ」の幅(W)を370、高さ(H)を320pxにして「中央(E)」を押すなりして画像位置を調節して「サイズ変更(R)」
- 「レイヤー(L)」→「レイヤーをキャンバスに合わせる(I)」
- 「色(C)」→「しきい値(T)…」を調節して描線を白黒二値のくっきりとした線にする。
- 鉛筆ツール「鉛筆で描画」ツールオプションで「ブラシ」を「2. Hardness 100」、「サイズ」を「1.00」描画色「ffffff」の白、または「サイズ」を「2.00」描画色「000000」の黒にして描線の微調整をする。(鉛筆ツールは「Ctr+左クリック」で描画色を選択(「スポイト」ツールになる)、「Shift+左クリック」で直線が引けるのでそれをおおいに利用すること)
- 「選択(S)」→「色域を選択(B)」で背景色の白を左クリックで選択→「Delete」キーで背景色を削除でpng透過背景にする。(削除できないときは「レイヤー(L)」→「透明部分(A)」→「アルファチャンネルの追加(H)」をしてからもう一度試してみる)
- この後さらに微調整のために鉛筆ツールで白抜きした場合は「色域を選択(B)」か「ファジー選択」ツールで透過させたいところを選択して「Delete」
- 「選択(S)」→「選択を解除(N)」。
第3段階:着色&文字入れ
- 「カラーピッカー(Color Picker)」で色を選択して「塗りつぶし」ツールの「HTML表記(N)」に色コードを貼り付け(Ctr+V)るなどして着色
- 全体をぼかすなら「フィルター(R)」→「ぼかし(B)」→「ぼかし(B)」または「ガウスぼかし(G)…」の「ぼかし半径」の水平(H)や垂直(V)を調整する(縦方向または横方向にどれぐらい歪ませるかを指定できるのがガウスぼかし)
- 部分的にぼかすなら色選択して「フィルター(R)」→「ぼかし(B)」→「選択的ガウスぼかし(S)…」で「ぼかし半径(B)」を3.00〜5.00ぐらいでプレビューみながらあわせて「✓OK(O)」
- にじませるならにじませたい色(単色)を選択してツールボックスの「にじみ」を選んでにじませ具合をドラックで調節する。
- 文字は「Inkscape」を使わなくても傾けたり文字間隔を垂直方向にも水平方向にもずらすことができる。(「フィルター(R)」→「ロゴ効果(L)」というのもあって思いの外、文字装飾ができる)
- 「ファイル(F)」→「保存(S)」
- 「ファイル(F)」→「名前を付けてエクスポート…」で「デスクトップ」を選んでから「エクスポート(E)」(「インターレース(Adam7)」「ガンマ値を保存(B)」「レイヤーオフセットを保存(F)」「作成日時を保存(T)」「コメントを保存(N)」のチェックは外しても「背景色を保存(B)」「解像度を保存(R)」「透明ピクセルの色の値を保存(V)」のチェックは外さないこと)
注意点と忘れやすいこと
- 色を付けられなかったり線を削除できないときは他のレイヤーがアクティブになっている。ということを忘れがち&それで戸惑いがち。
- ドット抜けのように色の付け忘れ箇所があったりするから最後に確認すること。
GIMP操作で参考にするサイト