なんでも乱用は毒だというのに、麻薬ばかりが「麻薬=乱用」で語られます。
「そりゃあ依存性があるから当たり前だっ!」というのなら、依存性がタバコやお酒より少ないと言われている大麻はどうなの?
依存性が問題ならいっそのことタバコやお酒も禁止したら?
と、どちらもやらない人のなかにはそう思ってはいても口には出せないでいるひともいるんじゃあないのかなぁ?
そういうことではなくってそれを許してしまうと麻薬への敷居が低くなってしまって、そこから依存性の強いコカインやLSDといった麻薬に手を出すようになってしまう人が増えてしまうかもしれないから、あるいはその資金が裏社会に流れて、裏社会を存続させ、その影響力を強めることになるから酒タバコとは違う!というのでしょうけれど…ねぇ。
タバコが切れてイライラするひとや普段はいいひとなのにお酒を飲むと人が変わって暴力をふるうひと、禁酒法などお酒をめぐる抗争などなど、酒タバコとトラブル件数には(因果関係ではなくって)強い相関関係がみられることでしょう。
ですからどちらもやらない人からすると…ねぇ〜。
とおもっていたら、東京オリンピック・パラリンピックに向けて受動喫煙防止対策を強化して、「分煙」も許さない「禁煙」となるようです。
そしておそらくは東京オリンピック・パラリンピック以降もこの思潮は強くなっていくことでしょうねぇ。
ただ、嗜好品としてのタバコには反対ですが、たとえばアメリカ・インディアンの儀式や文化のためのタバコにまでこの潮流が及んでしまったらヤダなぁ〜とおもいます。
(覚醒剤やコカインなどではなく)大麻関連の事件が起きると連日報道され、そこで専門家の方々が解説やコメントをよせるのですが、その言葉の端々に「脳に異常をきたす。といわれている」だとか「一説にはそのようにいわれている」だとか、なんだかあやふやだし、もごもごしてちょっと自信なさげ。まだはっきりとわかっていないということでしょう?それなら専門家でなくても言えるよね。
とすると、「専門家」が求められているのは知識や経験ではなくって、ただ肩書だけなんじゃあないのかい?
このはっきりわかっていないものについて言われるとき、なぜぜんぶ一緒くたにしてしまうのでしょう?覚醒剤常習者と大麻常習者とを分けずに楽物乱用者として統計をとっている資料ばかり。これじゃあ違いがわからないじゃない。そこは分化して専門性高めるということはしないんだねぇ。
でもまあ薬物乱用者のなかには覚醒剤も大麻もどちらにも手を出してしまっているひとも多いのでしょうから仕方のないところもあるのでしょうけれどもね。
ちょっと興味があるのは、大麻依存者の(大麻関連以外での)犯罪率と覚醒剤依存者との犯罪率、またそのどちらもやっていないひとの犯罪率、さらには酒タバコ愛飲者の犯罪率を比較したらどうなるのかということ。
なにはともあれやりすぎ・乱用は毒なので、仕事も遊びも金儲けもブログもやさしさもきびしさもなんもかも、ほどほどにね。