ぐうたらものぐさ
生息地
ぽかぽか暖かい熱帯林で日がな一日これといってすることもなく、木にぶら下がってゆっくりのんびりと暮らしています。
特徴
襲われても抵抗することさえ横着するケ・セラ・セラな楽天家。
胴体はぼってりとしてはいるものの、手足が長くモデル体型をしていますが目が死んでいて、やる気、元気、情熱、熱意、根気といった言葉とは無縁です。
食べることでさえ煩わしく感じているので食を非常に細くして、排泄回数を極限まで減らしたいものだからぎりぎりまで、たっぷり1週間ほど我慢してから用をたしています。
それでもいくらナマケモノだとはいえ住みかは清潔に保っておきたいので、その我慢したものを出すときにはしぶしぶ地に足を付けて、オスでも座って用をたします。
飛んだり跳ねたりはできず、ただ歩くのでさえのっそり苦手なのですが、泳ぎはそこそこ得意だったりします。
ただし、黒線三本と泳ぎのとてもうまいものと、息継ぎがまったく出来ないから赤線二本というのも夢のまた夢というぐらい泳ぎの下手なものとがいて、習熟ぐあいの明暗がはっきりと分かれていて極端です。
近縁種
- 菌が繁殖しているので独特のいやなニオイを発する「生乾きモノ」
- 勝ち気で鼻持ちならない「生意気モノ」
- 行く先々で掘り出し物に出会う強運の持ち主「メッケモノ」
- たとえ敵でも相手の名誉を慮り託された願いを遂行する「武士の情けモノ」
- 退屈で遊び相手を探して回る「暇け?モノ」
- 他種とは反対に地上に根を下ろしている「生木モノ」
- 寂しがりで一人ではいられずいつもだれかの後にくっついてくる「オマケモノ」
- 集中力が高く他のことが目に入らなくなってしまう「感けモノ」
- 口から心臓が飛び出すほどおどろいて腰が入らなくなった「魂消モノ」
- 飽き性でなにをやっても中途半端で長続きしない「なまじモノ」「生半可モノ」
- 毒気のつよい方言が抜けずなにを言っているのかわからない「ナマリモノ」
- 西アジアに生息し礼儀正しく挨拶を交わす「ナマステモノ」
- 田んぼの中に住むおかっぱ頭の「山根ぇ~モノ」
などなど。
新たに仲間入り(イラスト追加日:2017年4月22日)
のお調子者に…
「うぇ~いっ!」と纏わり付かれて、わずらわしいなあとおもいながらも
じっと耐え。
耐えに耐えてきたのだけれども、それでもまだしつこくからんでくるものだから、いよいよ腹に据えかねて…
干してやった。