ほとぼりがさめるまでちょっくら
生息地
北半球の土中に身を隠しています。
なかには足がつかないように水辺で息をひそめているものもいます。
これは追手が迫ってきたとき、水中に潜行して足跡を消し、それ以上追ってこられないようにするためです。
追跡の手が間近に迫ってきても、泳ぎはうまいですがさすがに空は飛べないので高飛びはしません。潜るしかないのです。
特徴
ほとんど地上の日の下には姿をみせないのは、心にやましいところがあるからですが、潜伏先をつきとめられないように警戒しているからでもあります。
探究心が高く、セキュリティやファイアウォールをかいくぐって組織や情報の深いところまでダイブします。
後ろ暗い闇社会を生きているので明日をも知れず、将来がまったく見えないほど視力が弱っています。
裏社会を生きる者に気を抜ける日はなく、目がほとんど見えない分、鼻をきかせて、常に周囲に気を配るように鼻先の神経を尖らせています。
近縁種
- 春先の桜が八分咲きの頃に顔を見せるそのほとんどが飲む口実がほしいだけという「花見モグラ」
- ボンベも背負わず水底に向かってゆく「素潜ラ」
- 血のつながりはなくとも仲よしで、連れ立って行動を共にすることの多い「友グラ」
- 見た目が人に非常に似ている「ホモモグラ」
- 日々の生活が苦しくって神経をすり減らしている「摩耗グラ」
- ピンク色をしたお尻のようなフォルムをもつ「桃もぐら」
- 小部屋状の体つきをした背の高い「やモグラ」
- なにかしらの光線が出せる「放つモグラ」
- その集団に属しているかのように振る舞う「モグリモグラ」
- よ〜く噛んで食べる「もぐもぐラ」
- 言いづらいことも優しく包んで伝えてくれる「モグラート」
- 黒いタイツを着て言葉を綴る「モジりモジりくん」
- 仲間を指揮する統率力に優れた「ヴィルヘルム・フルトモングラー」
などなど。