幸せなら手を叩こう
生息地
たびたび轟音の雷鳴をともなった拍手の雨が降り注ぐ上気した祝宴の場や歓喜した会場などにたびたび顔を覗かせています。
比較的多幸感にあふれた高温多湿な地域を好みます。
特徴
心からの賛辞を拍手に託してそれを体全体で表現します。
誰からも歓迎される気のいいやつ。
その性格のよさから自らも拍手で迎えられることが多い。
拍手喝サイのいるところ拍手鳴り止まず、遠くからでも居場所を把握できます。
疲れた際は…
拍手喝サイのなかには作り笑いやビジネススマイルを多年に渡り続けてきたために疲れ果てて無気力に陥ってしまい、ついには「めんどくサイ」へと変貌してしまうものもあります。
めんどくサイはとにかく動きません。
テコでも動きません。
重量がありますのでびくともしません。
天敵がいませんのでその姿勢を正す者も、まぁいません。
基本温厚というのかめんどうくさがりなので干渉しなければ害はありません。
が、あまりにしつこくすると重い腰をあげて怒ります。
そうなると一大事。
大変危険です。
全力で逃げても見た目ややる気に反してとっても足が速いので逃げきれるものではありません。
ですから見かけてもちょっかいださずにスルーしましょう。
「拍手喝サイ」や「めんどくサイ」の他にはこんなサイがいます。
近縁種
- 万歳!ばんざ〜い!バンザ〜イ!と万歳三唱する「万ザイ」
- 主に二人一組でひとを笑かしにかかる「漫ザイ」
- なにもかも粉々にしていく「粉サイ」
- やりくり上手な「蓄ザイ」
- 不正な会計処理で操作した収支を報告する「粉飾決サイ」
- 行事になぜか熱心な「冠婚葬サイ」
- 何事にも口やかましい「うるサイ」
- 正直、近くに寄らないで欲しい「くサイ」
- やることなすこととにかく「うザイ」
- なぜそれ選んだ?「だサイ」
- 誰も思いつかない独創的な発想をする「鬼サイ」
- 他の何者でもないただのサイ「凡サイ」
- 閉店間際のスーパー大好き。組織の中ではトップに君臨する「総サイ」
- 四六時中謝り倒している「ごめんなサイ」
- なんどいっても言うこと聞かない「いい加減にしなサイ」
- 器用にそつなくなんでもこなす「お茶の子さいサイ」
- 何度も何度も繰り返す「サイ三サイ四」
- 機械仕掛けの「サイぼーぐ」
- 人が探したところをほじくり返して「サイ発見」
- 狂気に駆られた「サイ子」
- 極彩色の衣装を身にまとう奇抜な感覚をもった「サイけでりっく」
- 心身ともに完璧な「サイ色兼備」
などなど。