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あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

夏の彼女とれいの男


木の下にはれいの男

 彼女は霊感がとてもつよい。

 

 ある夏の日、彼女は陽が落ちていくほどに憂鬱になっていきました。そうしていよいよ日が落ちきってしまうと、建物の壁に背を預け、その場にうずくまってしまいました。

バーチ材, 離れた, 自然, ハイキング, 道, フォレスト, 秋, 自然歩道

 

 それは今日に限ったことではなく数日前からはじまった"儀式"のようでした。

 それを知っていたのは彼女の親友Aさんだけ。

 

軽薄な介入者

 その日あきこ(仮名)さんは当惑しながらも励ますようにみかこ(仮名)さんの隣に彼女とおなじような姿勢で座り込んでいました。

 一分の隙(間)もなく肩から腰までみかこさんとびったりとくっついていたものだから、それはあたかもひとつの体からふたつのあたまが生えているかのようでした。

 

 女同士ひっつきあうのはめずらしい光景ではないとはいえ、それにしてもそういったものとはなにか違う、なにか逼迫感や悲壮感のようなものが漂っていました。

 

 やじ馬じゃじゃ馬心を押し隠しながら近づいていくとますます空気は重くなっていき、これはおもしろい話ではないことが容易に察せら、近づくほどにそれは確信へと変わっていきました。

 

 関わらないほうがよいのかもしれないという警告音が頭の片隅で小さくけたたましく鳴り出していましたが、ここまで近づいて来てしまっては今更踵を返すのはあまりにも不自然だということもありましたが、それ以上にそれでも消音効果をはたらかせている好奇心が強まる一方で、警報音は鍋で蓋をされてさらに抑えこまれ、平静を装った風に「どうしたの?」とたずねてみました。

 

言い出せない

 この問いかけは彼女たちに安堵をもよおさせる一分の力もなかったようで、みかこさんは膝の上に頭を沈めてうなだれたまま。

 あきこさんはかける声がみつからず、または頭に浮かんだ数々の言葉のことごとくがだれのなんの助けにもならないことがすでに明らかであるため口をつぐんだまま。

 軽率に問いを発した生徒は両者のいたたまれない状況に気づいていることを気取られないよう困惑してみせたまま。

 

 わたしがこれまで何人ものひとが素通りしたようには通り過ぎそうにないことを見て取るや、その問いかけに答えてよいものかどうかあきこさんはみかこさんに内緒話をするように、でも手は添えず、やさしくとぎれとぎれにたずねていました。

 するとみかこさんはちいさくうなずきました。

 

 正確にはうなずいたようにわたしたちには見えたというところです。

 確かでない反応を認めたあきこさんは失礼にならないように、彼女から一時でも目を離したわけではないことを証しするように、じゅうぶん沈黙を設けた後でふたたびたずね、そうして二度目にしてたしかな許可が得られたのでした。

 

 許された後もそれは意を決する類のもののようで、あきこさんはすぐには口を開くことができないでいました。

 

ひきつけるもの

 わずかな沈黙の後、受けた第一報は「あそこに男の人が…」というものでした。とっさに「くどい嫌な男につけ回されてとうとう滅入ってしまったんだねぇ。そんなヤツはあたしが追い払ってあげるよ!」と決意を固めはじめようとしていた矢先の第二報「…いて、引っ張られてるの」。

 この報告によりわたしの決意のコンパスは奪われてしまい、迷走をはじめました。

 

 「あそこ」と「引っ張る」。

 

 空間を隔てて人が人を引っ張るというのはいかなることなのか理解できませんでした。

 加えてゆびで指し示しはしませんでしたが、視線で示すその方向に「人」と称されるようなもの、「人」にあたるものが認められなかったのです。

 

 わたしが理解していないことを確かに見て取ると先程よりやや落ち着いてきたあきこさんが「4・5日前からあの木の下に男の人がいて、こっちに来てって引っ張ってるんだって。だからあっちにいっちゃだめだぁって体をとめてるの」との説明が加えられました。

 

 そう言われてみればAさんはMさんのいる方の反対側の腕や脚をつっぱって支えているようにもみえなくもない。

 

疑り深い天の邪鬼と察しの良い親友

 それでもまだすべてを信じられないでいる、はっきりいってしまうとほとんど疑っているわたしはあきこさんをいたわるそぶりで「引っ張られている」ことを確かめてやろうと「代わろうか?」と提案の牽制球を投げてみる。

 

 あきこさんははじめは「いいよぉ」と、これは自分の使命だという風を隠しながらもだれがみても明らかにやんわりと拒否しました。

 しかし「そんなぁ大変でしょう?交代っこしよ?」という提案の追撃の影に「こいつ疑ってやがるな」と適切に読み取って、親友と比すれば歴然と役不足ではあるけれど、その席を替わって"これ"を味わうことを許してくれました。

 

 交代しようとあきこさんが体を離すやいなやみかこさんは体ごと「人」の方へとスライドしはじめる。

 

 これはいくつか想定していたものの中でも特にひどく筋書きのもので、想定をこえた想像以上に深刻な状況だとそのとき察し、手早く交代をすませた途端、ほんの一手でパタパタと裏返っていく白いオセロのようにすべての疑いが晴れていきました。

 

彼女のちから

 これは確かにおかしいわ。

 膝を両手で抱えた体育座りの姿勢では側面につよい力を加えられないはずなのに、先ほどまでのあきこさんとおなじようにみかこさんに体をぴったり押しつけて、反対の側の手足をつっぱってめいっぱいの力で押し返さないと止められないわ。

 

 力の伝わり方も変。

 肩で、肩から押してくるのではなく体の側面全体で押してくる。

 

 彼女は背が高くはつらつとした子ではあったけれど、体調を崩しやすくひとよりもすこしだけお休みすることの多い子。

 ひどい肩こりもちで腕は水平まであがらずペンギンさんみたいなの。これをはじめてみるひとには必ず「まじめにやってる?」と疑われるのが常。このひどい肩こりのせいだったのかもしれない、たびたび頭痛におそわれていたのは。

 力は弱く骨が2・3本抜けているといわれても誰も疑わないだろうと思われる、ひょろっとしていてちょっとへなっとした感じの子。

 

 だからこんな力はないはず。

 「はず」ではなく本来は「ない」。

 でも今は発揮されているからこれは異常。

 

木の下のれいの男

 「引っ張られている」ことの裏がとれると矛先があの「男の人」に移っていたわたしは、彼女に「今どのへんにいる?動いてる?」と聞き、木の下から動いていないことを聴取すると、折よく知人の男の子まさお(仮名)くんが通りかかったので、事情も話さずに「いいから。とにかくたのんだよ。」と言うように、わかもわからず呆然としている彼に彼女の隣の席を託すと、れいの木の下へと向かいました。

 

あきこさんの献身

 あきこさんと席を替わらなかったのは、あきこさんが消耗してしまうと考えたから。それにまさおくんと代わったときあきこさんがなにも言わなかったのは、やはりたいへんだったからなのだとおもいます。

 また、たまたまそこを通りかかったのがまさおくんだったからというのも1つの要因だったとおもいます。

 

 というのも、まさおくんは自他ともに認めるかねてからの力自慢。

 

 なのに「おぉ?」とか「なんだぁ?」とかなんとか言いながらなんとか彼女を制しているといった具合。

 それだけ引きが強かったんですよ。

 またそれにより相当な引きであることが客観的にわたしたちには確かめられたのでした。

 「まさおくんでよかったっけねぇ」と、あきこさんと視線が合いお互いに確認し合いました。

 

 あきこさんはみかこさんよりも力はありましたが、みかこさんよりもだいぶ背が低かったのでそうとう無理をしていたのです。

 

れいの男に迫る

 この木は特別大きいわけでも珍しい品種だというわけでもなく、まわりには他に木がないというわけでもない、かわりばえしないどこにでもあるただの木。

 

 この頃になると「れいの人」への関心もありましたが、薄暗い夏の星月夜のなかで彼女が声を上げずに涙していた目が見えてしまい、「死んでなお未練を残すなや。諦めな。死んでまで生者を困らせるんじゃぁないよまったくぅ。だまって寝とけ」と、だんだん腹が立ってきて追い払ってやろうとの想いがつよまっていました。

 

 追い払おうとおもったのは何の根拠もないことではなく、以前、やはり霊感の強い方から聞いた話で、強い怨み、強い悪意のない一般的(?)な霊はしょっちゅう見えるし、家に入って来た時などは「しっしっ」と追い払うのよと言っていたことを覚えていたので「幽霊って追い払えるんだぁ」とおもったからでした。

 

 こうして不確かなる情報一つを胸に、でもその武器があまりにも頼りないものなので不気味ですこし怖かったですが、毅然とした態度のようにみせてスタスタと迫っていってやりましたよ。

 

 れいの木の下までくればあれほど彼女を強く引っ張る力がある「なにか」なのですから、たとえなにも見えなくとも強烈に感じるなにかはあるのだろうなぁと踏んでいたのですが、なにもなし。

 

 多少の鳥肌は立ちましたが、それは木の下に近づくほどに不安になったすこしの恐怖からくるもので、「なにか」によるものではありませんでした。たぶん。

 

呪いの言葉をお見舞いする

 ふだん歌を口ずさむことも独り言を吐く趣味もありませんし、声に出したところで伝わるのかも定かではありませんから、「どこかへいきなさい。生者を困らせるんじゃぁない。みかこを苦しめるなっ。消えろ〜っ。」と、呪う「男」に呪いの言葉をひと通り暗唱し、おまけに聞きかじっただけでうろ覚えのお経のいくつかも唱えてみてから彼女のもとへと帰還しました。

 

 10mほどしか離れていないのでずっと見えてはいるのですが、彼女のもとへと戻ったところでやはり様子はさして変わらず。

 いましばらく様子を見守っていましたが進捗なし。

 

 「このやろう」とふたたび大きな栗のないれいの木の下へ。

 

 こちらも相も変わらず進捗なし。

 実感がなに一つないのですから進捗もなにもあったものではないのですけれどもね。

 

 再び彼女のもとへと舞い戻り、こちらにのりうつられてはちょっと恐いから「れいの人」に気づかれないよう絶妙に加減して木の下の方をにらみつけてやりましたよ。えぇ。

 

彼女とれいの人との関係

 日が落ちてから、つまりは彼女が引っ張られだしてから1時間ほどたったでしょうか、徐々に呪縛が解けてきたようでした。

 

 さらに小1時間たち、まだ「人」はいるようでしたが、いつものように話せるぐらいにまで解放され、こちらやあちらのことをいろいろと教えてくれました。

 

こちらのこと

 「れいの男の人」は白っぽく見えていて、なおかつ白い靄、今でいうオーラ(?)のようなものをぼんやりと漂わせているのだそうです。

 

 そしてわたしが木の下に向かいしばらくそこにとどまっていた時、彼女はその様子をみていたようで、その時わたしが「れいの人」と重なっていたために、わたしは白いオーラに包まれ、なんとなればわたしからそれが発せられているようにも見えなくもなかったようで、その時は体が硬直していて体を動かすのもままならず、笑えるような状態ではなかったようなのですが、それでもそれがおかしかったと思い返して笑って話し伝えてくれました。

 

 とびきり霊感がないというのは危険なことなのか幸せなことなのか無謀なことなのかよくわからない感想に包まれながらも、みかこさんを和ませることに寄与できたから上等と、わたしは(おそらく)ひとには気づかれない程度のややこわばった笑顔で応えました。

 

あちらのこと

 みかこさんの母親、そしておばあさん、さらには…と、彼女の女系は代々霊感が強く見えてしまうひとが多いのだと言っていました。

 ただそういう家系であるので話しが通じ、対処法もいくつか教えられているようで、それで慌てるということはないようです。

 

 あのとき小さく丸まって泣いていたのも怖いからとかそういうことではなく、ただ「今回は」涙が出るという症状に見舞われたということにすぎないのだそうです。

 

銀のちから

 数日前にみかこさんが「男の人」が見えて、日が落ちてくると引きずってくるのだということを母親に相談したところ、銀の指輪をもっていくように言われたそうです。

 この銀の指輪は以前与えられたもので、この日も指輪をして外に出るわけにはいかないので、目立たないように首にかけて身につけていました。

 みかこさんはそう説明しながらそのなんの装飾も施されていない銀の指輪を衿の前に出してみせてくれました。

 

 銀であれば指輪でなくてもいいのだそうです。

 銀には霊から守ってくれる力があるのだと教えてくれました。

 

 映画などのホラーで銀が幽霊退治の武器や幽霊から身を守るお守りのような役割をはたす設定がみられますが、これはあながちまちがっていないのかもしれませんね。

 

 みかこさんが言うには「男には女の、女には男の霊が見える」ものなのだそうです。また"あぶない"霊は青白く見えるから危険度がわかるのだそうですよ。

 

 今回の「れいの男の人」は白いからまだ大丈夫だよと言ってましたが、あぶなくない霊でしかも銀をもっていたのにあの力だとすると、あぶないヤツがどれだけあぶないのかがうかがい知れます。いや、想像できません。

 もし今回のが青白いもので、それと知らずにズンズン迫っていたら、今頃わたしどうなってたのでしょう?さすがにそのときは「なにか」を感じられたのでしょうかねぇ?

 

れいの男の事情

 「れいの男の人」は夜にしか見えないというわけではなく、朝からずっと見えているのだそうです。ただ明るいうちは薄くて力もないんですって。

 

 場所も「れいの木」に張り付いているわけではなく、似たような木の下に移ることもあるようです。どちらにしても木の下。なぜ木の下?

 

 「れいの男の人」はわたしが向かっていった木ではない方の木のところで飛行機事故によって亡くなったのだそうです。

 昔からほぼ昔のままで今も昔も昔のままなこんな辺鄙なところにそんなはいからなものが飛んできたという記録も記憶もないから、事故なんてあろうはずがない。

 こんなところに爆撃機は飛んできませんし、上空を渡っていったにしてもここを襲うことはなかったはず。

 

 木の横に建つ建物は古く夕暮れ時には軒下にコウモリが数羽ぶらさがっていたり飛んでいたりするような片田舎。

 それでも最後は木に衝突して亡くなったのだと言う。と、言う。(←人と霊との伝言ゲーム)

 

 その飛行機事故というのは他の場所で起きたのだけれど、地球や銀河はまわっても怨念はとどまるので位置がズレて今はここになったのかな?

 だって去年はこんなことなかったのですから。

 でもそうだとするともっと豪快に位置がずれているはずよね。

 あのときはそこまで考えていませんでしたけど。

 

 彼女の緊迫がすっかり溶けた頃、とはいってもまだ男の人はそのままそこに居続けていたようですが、その男の人は、彼女にあきらめたように「もうすぐでいなくなるから」と告げたというのです。

 男の人が言うには「明日が命日で、その日を過ぎるとそこにはいられない」のか消えてしまうのかそこのところははっきりしませんが、とにかくお目にかかることはなくなるだろう。というようなことを伝えてきたと教えてくれました。

 

 みかこさんの話しぶりからかなんなのか、わたしにはそう言うれいの男の人のなんだかさびしそうな姿が見えたのでした。見えてませんけどね。

 

 そう見えてはいたのですが、きっとそう言って油断させておいて明日…「どーん」やら「ぱっ」と、発狂させるか神隠しかなんか仕掛けてくる気でしょう、と根が疑り深いので疑っていました。

 

 だって信じられますか?先ほどまで数日にわたりそこそこしつこく引きずり回してきたのですよ。

 

彼女の明日

 そして翌日。彼女は姿を見せませんでした。

 

 ふだんからひどい肩こりが昨日のことでさらにこわばってしまったせいか頭痛で欠席。

 「んのやろー」

とおもいましたが、2・3日後には姿をみせてくれました。

 

 「れいの男」が彼女を引っ張ることはもうありませんが、あの日いっていたように「姿を見せることはない」という言葉は反故にされたようです。

 あれでもこれでもない、また他の木の下の石の上に立っているのだと教えてくれました。

 

彼女の引力

 彼自身"消える"とおもっていたのにそのアテが外れてしまったのでしょうかねぇ?

 

 これはみかこさんの言ではありませんが、「れいの男」が彼女にかまうのを諦めたのは、彼女がひとにかこまれて見守られているから手が出せないことを悟ったからのように、なんの根拠もありませんが、なぜかそう思われひとり納得がいくのでした。

 

 ただ反面、彼女がひとにかこまれて幸せそうにみえたからねらわれてしまった、ひとをひきつけるやさしさをもっているからこそ、そんな彼女なら受け入れてくれる、そんな彼女に構ってもらいたいと願って彼女の前に現れたのではないかとも思われました。

 

 「れいの男」もさびしかったんだね。なのに「こんやろぉぅ」とかおもってごめんなさいね。とも、おもいました。

 

 彼女のやさしさがひとだけでなくあちらの方もよせつけてしまうのかな?

 あの日れいの男が引っ張っていたのか、それとも彼女の魅力がれいをつよく引きつけてしまったのか。

 彼女にはこんなことがこれからもまだつづくのだろうなぁ、と、これは本人には言えませんが、ほぼはずれないだろう仮定としてわたしには容易に打ち立てられるものなのでした。

 

れいの物質

 霊は白かったり青かったり、見えたり見えなかったり、見える人がいたり見えない人がいたり、なにか未知の物質でできているのかな?と、なんでか最近「おもしろいから読みな」と強く勧められ半ば強引に家に置いていかれた『亜人』のオグラ・イクヤ博士のIBMの説明のひとつにあった"物質"という言葉をみて、そんなことをおもいました。

亜人

亜人 六 (初回生産限定版)

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2016/08/10
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 ちなみに、"死なない”という設定は『HEROES』のアダム・モンローさんを彷彿とさせました。亜人を制圧するためにトラックのコンテナやドラム缶を用いたところはアダムさんを土中の棺の中にとり残すといったようなところとかね。

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写真の真実

 さて、冒頭にはゆっくりと明滅する写真がありましたが、みなさんはもうあの写真と今回のお話とのつながり、あの写真になにが写っていたかおわかりになられたでしょうか?

 「もしかしてあんなこと?まさか!こういうこと!?」と、これまでの話を思い返して思考を巡らせ錯綜していることでしょう。

 

 そうです。それです。

 おもっている通りだとしたらすこしゾッとしませんか?

 

 まだお気づきにならない方も、もうお気づきの方も、もう一度じっくりと見てみようと冒頭の写真へともどるのはわずらわしいこととおもいますので、ここにおなじ画像をあげておきます。

 目を背けたいと思われる方もあるかもしれませんが、よろしければもう一度ご覧ください。

バーチ材, 離れた, 自然, ハイキング, 道, フォレスト, 秋, 自然歩道

 

見えますか?

 どうですか?わかりましたか?あなたの予想はあたってしまっていましたか?

 

 それではまだお気づきでない方もおられますでしょうから発表いたします。

 まずは画面右側の木の幹を御覧ください。

 

 そこに特に変わったところはありません。

 が、

 その下の方、そう、そこです。

 そこにはどこにでもある草が植わっています。

 いよいよ核心です。

 すこし引いて冷静に眺めてみてください。

 

 写真はゆ~っくり点滅しているだけで実に平凡でしょう?

 

恐怖処をカスタマイズ

 つまり、この写真とこれまでの話はまったく関係ないのです。

 心霊写真でもなんでもなく、ただただゆっくりゆらゆらと明滅を繰り返しているというだけなのです。

 

 写真をゆっくり明滅させるだけで、こんな風にさも意味ありげで不気味な印象を持たせることができます。その効果のほどは先頃ご自身で体現していただいたところでしょう。

 この夏こんな肝試しな肝騙しはいかが?

 

ゆっくりと明滅する写真

 このゆっくり明滅する画像はこちらのサイトを参考にcssをあてたものです。

 

 また、GIFアニメをつかってこんなポルターガイスト感も演出できますよ。

 このGIFアニメはこちらのサイトを利用してつくりました。

ポルターガイストな古いイス

 

いつまでも、どこまでも追いかけてくるfixed

 さらに、はじめからずーっと、うーっすらみえているこれなんかもどう?

 そもそも気づいていましたか?

 よーく見て。凝視して。凝をつかってぇ…。

 

 ほらココに、ほらっ、いまこのテキストの下あたりにあるでしょう?

 この↓画像をうーっすらとさせたものがこのページを開いた時からずーっと追いかけてきていたんですよぉ。

頭蓋骨, 彫刻, 石, 墓地, 死を免れない, 図, 像, スケルトン, 骨ツリー, 男, 顔, 要約, クール, おかしい, 自然, 私は木になりたいです

 

 視界に入るところで見えるか見えないかという薄さで表示させてみたらサブリミナル効果的なものを加味できて恐怖感を数割増しできるかもしれませんよ。

 この名づけて「う〜っすら見えるサブリミナル画像がいつまで〜も追いかけてきてこわいよ〜」表示はこちらのサイトのコードを参考にさせていただきました。

 

 「HTML編集」で一番下にでもこちらのコードをはっつけてみておくんなせぇ。

<div id="social_box">ここに追尾させたい画像情報をはってね</div>
<style type="text/css">
#social_box{
top:80px;
position:fixed;
opacity:0.04;
}
</style>

 

 惑わされやすいところなので強調しておきましたが「top」を指定することが大切です。「top」を消すと「HTML編集」で見るとちゃんと画像情報はそこにあるのですが、「編集見たまま」や「プレビュー」、投稿後の表示では画像がなくなっているという現象がおきるんでさぁ。

 

 それというのもfixedというのは表示される画面に対しての(絶対)位置を指定するもので、場所に関する情報(コード)がないと実効されないません。ですからたとえ「画面の上端に画像を固定するんだからこのコードいらないでしょ」とおもわれても、たとえば「top:0px;」というように指定してあげないと、画像は表示されないのです。というわたしなりの解釈です。間違っていたらごめんなさい。

 

 最後は"見た目にだまされないようにねっ!"的な教訓(お)めかして、その実ただGIFアニメやcssで遊びたかっただけという恐怖の甘味処でした。

 

 明滅する画像にダマサれた方はもやもやした気恥ずかしさになんとか折り合いをつけて、うだる夏を勝手にのりきってくださいね。

 

 おしまい。

 

こちらもいかが?

頭蓋骨, 彫刻, 石, 墓地, 死を免れない, 図, 像, スケルトン, 骨ツリー, 男, 顔, 要約, クール, おかしい, 自然, 私は木になりたいです