「電力自由化」は競争のための競争でしかない
「電力」自由化と呼ぶところが解せない。
発電技術の向上には直接関わることではなさそうですし、かといって送・配電技術にも直接関わることではなさそうですし、電力自由化ってどういうこと?
税や歳入で運営している自治体の売電に違和感を覚えます。
(自治体の)自家発電で地域に分配するというのではだめなの?
発電施設の建設などの問題があるでしょうけれど…なんか解せない。
各家庭での自家発電技術が整いだしてそれほどの利益が見込めない未来がもう視野に入ってきたから自由化・(配送電)民営化して手放したくなったというだけなんじゃあないのかなぁ?
自家発電をおすすめしない社会
電力事業にさまざまな業種のさまざまな企業が乗り出し顧客獲得と囲い込み競争が激化していますけれども、この競争になんの意味があるのでしょう?
早晩、各戸での自家発電があたりまえのものとなるでしょう。まだそうなっていないことの方が不思議なくらいです。
各戸での自家発電を普及させようとしないのは大電力を必要とする大工場・大企業への電力の安定供給のため、発電所運営のための資金を集めるためだったり、天下り先を確保するためだったり、カネにまつわる都合によるものではないのかな?
ダル・グリップ
よりよい社会のためでも生活の向上のためでもなく、もう各戸自家発電社会が視野に入ってきているのに、ほんのひとときのためにこれほどまでにしのぎを削らなければならないものなの?1日でも長く会社を存続させるため、または一部のマネーゲーマーのために電力自由化による競争の激化を目の当たりにしてただただむなしい。それに疲弊する人々がいてただただ哀しい。
これがスマートグリッド(smart grid)?ダルグリッド(dull grid)でなくて?
カネはガッチリ掴んでいるタフグリップ(tough grip)なのに、人類存亡の理解力に乏しいダルグリップ(dull grip)。ガタついて咀嚼力が弱まっているのでしょうね。
カネ中心の発想で広告力や営業力の強化に逼迫される幻覚現実社会。不毛も不毛。根無し草が群生するのも当然のこと。
幻想社会の中で「現実を見ろ!」と言うひとの滑稽さったらない。大麻が麻薬。「宗教は麻薬(阿片)」。それなら麻薬のなかでももっとも依存度も幻覚作用もつよい麻薬の王様はカネではないかしら?
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