あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

この問いが解かれぬうちは認めてなるものか!

この問いは解けるのか?

 世に名だたる天才数あれど、古代より提出されていながらもいまだその解をえたものはなし。

 保留されたままはや幾世紀。

 

 この問いの解を示せないうちは、いかに多くのひとの賞賛の渦中に浴していようと、崇敬の的であろうと、わたしひとり認めてなるものか。

 その先進・先見性はただ先取権争いでしかないのだから。

 

解を生きられるか?

 もしこれが人類の考えうるなかで最適解であるのなら、わたしは人類の可能性を憂い焦燥感に苛まれることになりましょう。

 

 最期に人類の可能性、天下太平の尻尾、恒久平和な社会の開闢、その一端であってもいいから、それを見たいのです。

 これからの世界を生きるひとを羨み「もうすこし生きたかったぁ~」と妬み、心残りのあるままに、後ろ髪惹かれる想いで退場したいわぁ~。

 『決定版!恒久平和構築虎の巻』がものされるのはいつの日か。

 

新しい古典

 古典はいにしえにものされたものではありますが、今に至るまで止むことなくずっと鳴り響く強度をもった、普遍的な強さを持った新しく手強い問題を提示しています。解かれぬままに厳然と鎮座ましましています。

 

 ひとの耳目に耐え今も残る古典は、古代からの問いに現在どのような(仮初めの)解を与えているのか、どのような経過を辿ってきたのかを追想・追憶・追走できる良書です。

 

 新しいものは精査検証がまだ不十分・未熟で揺籃・転換しやすく、現代的で即時性が高く、即応的で実用性が高い傾向はありますが、その場その時にしか適合しない使い捨てのような知識である傾向も高いものでありますから、若者には若い時にできるだけたくさんの古典に親しんでいただきたいと願います。

 

 新しいものばかり追っていると年をとったときに読みたい古典、読むべき古典の多さに圧倒されて無力感に打ちひしがれる恐れがあるゆえに。

 

哲学講義

 『まだ誰にも説かれたことのない、誰にも解かれない、考えうる問いの中で最も難しいとおもわれる、あなたの至高の問いはなんですか?

 

黒い背景I AM YOUR BOSSと書かれていてその傍らには黒縁メガネをして頬杖をついてこちらを見やる少年がいる これが第一回目の講義課題です。もしこれでよい問いを提出された方には、以降出席なされなくともこっそり出席していたことにして「優」をさしあげましょう。

 

 それというのも、そのような方にわたしが教えられることはなく、みずからの問いを突き詰めていただきたいからです。

 

と冒頭で言い放ってしまう哲学講義を受けもちたかったなぁ~。と、大学教員でも何でもない一般ピーポーが妄想してむふふっと悦に入る。

 

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