単語の持つ力とその限界
ストロングワード・ワールド
1のブログで1つのテーマに絞った記事を書いていくのであれば、そのテーマに合った名前の方がいいでしょう。
その情報を求めている人であれば、その単語を打ちこんで検索するはずですから目に触れられやすいとおもいます。
それになんども検索されるような単語なら、その単語自体に人を呼び込む力が備わっていますから。(Twitterではホットワードというのがこれにあたるのでしょうかね?ブログでやっとなのにTwitterとかなるともうわたしの頭の許容範囲こえちゃいますのでわかりません。)
ただし、そのような"ストロング"な単語がなぜ強いかといえば、たくさんの人がそれを調べているからであり、たくさんの人が調べているということは競合他ブログ・サービス・エンジンも多く、"定番"や"老舗"がほぼ確立されているので、その中に切り込んで検索上位に浮上するのはちょっとむずかしいでしょう。
それにはじめからテーマを1つに絞っていると…「あれ?こんなはずではなかったんだけど…」と迷子になったりしたとき、自分でつけたその名前にひきずられて軌道修正が遅れてしまいますし、むりにそれをすると「これならはじめから好きに名前をつければよかった」となります。
まあそのときにはブログ名変えちゃえばいいだけなんですけれどね。
どうやって調べてる?
ブログ名で大切なのは「当ブログではこんなネタ扱ってます!」という説明的でユーザビリティの高いネーミング!!
…ではなくて、それよりも文字数だとおもいます。
「いわゆる成功者」のブログ名は意味のわからないものが多いのですが、共通して短い。
「ちょっとこのブログおもしろいかも?」とおもった人が再び「あれ?あのブログどこだっけぇ…」となったとき、どうやって調べるでしょう?
履歴から調べる方もおられるでしょうが、うろ覚えのキーワードを打ちこんで検索かけてみたりするのではないでしょうか?
そのとき文字数が短く覚えやすいものの方が有利だとおもいませんか?
短いといってもどれくらい?
英語の比較級・最上級
長さや短さの感じ方はひとそれぞれでしょう。
むか~しむかし、英語の授業の比較級・最上級のころじゃったぁ~「短い単語には-er、-est、長い単語にはmore、mostをつけなさい」と教わりませんでしたか?
でも「何文字以上が長くて、何文字以下が短いの?」
と、疑問におもいませんでしたか?
youngは5文字でyounger。
famousは6文字でmore famous。
それじゃあ5文字以下なら短くて、6文字以上なら長いってこと?
なんかビミョー。
これってより正確にはmore likeなど例外もありますが、2音節以下か3音節以上かで分かれるんですよね?
「音節やっかいだからその単語に含まれている母音(a、i、u、e、o)が2つ以下か3つ以上かで分けたら?」というのをどこかで見聞きした気が、遠~い記憶のそのまた向こうの片隅にかすかに見えます。
なんかこういうビミョーなのイヤだとおもうんです。
もっとビシィッ!と、「○文字!」って言いなさいっ!決めなさいっ!!と、おもいませんか?
あとほんのちょっとだけひっぱらせて。
結局なん文字なのさっ!さぁ、言いなさいよ!!
ひとは意味のない数字や文字の羅列でも平均して7つぐらいは覚えられるという、通称マジックナンバー7といわれるものがあります。
ですから、7文字以下で、あるていど意味をもつ名前がよいのではないかとおもいます。
駆け出しのアイドルなら名前を売ってネームバリュー高めるように、名前にかけたブログ名がよろしいかとおもいます。
「4文字程度」なんて言ってぇ~まぁだ幅をもたせていますが、ここは言い切ってしまいましょう…「4文字」でどうだぁ!
根拠らしいことを申しますと、古今東西、小気味よく歯切れの良い、というのか、音切れのいいというのか、その呼称の文字数が4文字だとおもうからです。
たとえば「雷電」「零戦」「エンタツ・アチャコ」「榎本健一(エノケン)」「勝新太郎(カツシン)」などなど。
4文字とは言い切りづらいところもありますが、親しみを込めてひとを呼ぶとき「○○ちゃん」「○○くん」「○○どの」ということが多く、また「このように書いて下さい」と例記されている書類にもたいてい「○○さま」となっていて、「○○○さま」というのはあまりお目にかかれないとおもいます。
読んでみてもちょっと違和感なぁい?「まるまる さま」と「まるまるまる さま」だと「まるまるまる さま」は「まる」1個おおいわぁ!って、気がするでしょ?
だ・か・ら…、ら・ら・ら「4文字」、でどお?
たしかに「せいこちゃん」や「あきな」、「犬公方」に「菊五郎」とか3文字や5文字って手もありますけれどね。でもやっぱり言い切るんなら4文字かとおもいます。
わたしの失敗
これらの考えに照らし合わせてわたしのブログ名について検証してみます。
その前に…まずお聞きします。
覚えていらっしゃいますか?ここのブログ名?
…いやいやいや覚えていただかなくてけっこうですよぉ。むしろ忘れてください。そのうち消えますので。こんなことでリソース奪ってしまっては申しわけありませんから。それに別段思い入れのある名前でもないですから。
一応「稼ぐためのブログ」としてはとてつもない失敗作の例としてここに挙げさせていただきますが、正解はこちらでした。「雨はいつもわたしのみかた。」
では、検死解剖にうつります。
決定的にダメなところ
・長い。
…くせになにが書かれているかわからない。ブログの説明すらされていない。
…から検索で打ちこむのがめんどうだ。
・特徴的な単語がない。
…「雨」「わたし」どれもありふれた言葉で検索しても引っかからない。
ねぇ?見事としか言いようの失敗作でしょう?
特徴的な単語が使われておらず、文字数が多いにも関わらずこのブログではどんなことが書いてあるのかさえわからない。これほど空前絶後の大駄作にはそうそうお目にかかれませんよぉ~。
では、どうしたらよいのか?
「稼ぐブログ名」の提案
稼げるブログ名にするのなら気にした方がよさそうなこと
・4文字程度
…耳心地がよく覚えやすい。→紹介もしやすい。
…検索しやすい。
…親しみやすい。
…文章と名前の違いを視認しやすい。
・ユニークな名前
…特徴的なら意味がわからなくてもいい。→響きがよければ意図的に謎めかせるという手もあり。
…印象に残る。
…差別化がはかれて目立つ。
※ユニークといっても独特ということでおもしろくする必要はありません。むしろおもしろさを求めてしまうと賞味期限つき、時限装置つきのものとなりやすく、鮮度管理がたいへんですから普通でひととあまりかぶらないものの方がいいとおもいます。
参考にならない例
もしわたしが「ブログで稼ぎたいのっ!」という方におすすめするのなら、4文字程度でひととかぶらないニックネームなんかがよろしいのではないかい?と提案します。
あるいは「ニックネーム+単語」などをね。
たとえばここのブログ名を変えるとしたら…
「タギンコ」
「リンコ・スタ-」
「7人目のリンコ・スター(←5人目はピート・ベストで6人目はスチュアート・サトクリフでしょ?)」
「タギシリの辛口カレー」
あたりかな?
さすが絶対王者!安定の出来の悪さ。この仕上がりのわるさといったら不動。
これならとうぶん浮上しないわ。「潜水待機、続行っ!」
誤解しないで下さい。
結論:ブログ名はテキトーでいいんじゃない?
ながながつらつら書き連ねてきましたが、なんにしてもブログ名はテキトーでいいとおもいます。これがわたしの結論。
テキトーにとか言っておきながら長文になっちった。
気に入らなければ変えちゃえばいいだけですし、どんな名前でも当たればそのとき覚えて頂けるでしょうから、この記事のタイトルにあるようにブログ名はたいして大事ではないのではないか?とおもっておりますので、ここはそれほど奮闘するところではないとおもいます。
「でもそれじゃあ検索に不利なんじゃぁ…」と思われるかもしれませんが、はてなブログの場合…
【 ダッシュボード > 設定 > 基本設定(タブ) 】のページの上から2番目のブログ名と上から4番目のブログの説明
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【 ダッシュボード > 設定 > 詳細設定(タブ) 】のページで上から11番目の[検索エンジン最適化]のところの「ブログの概要(meta description)」と「ブログのキーワード(meta keywords)」のところなど、それぞれ適宜適切それなりにmeta detaに単語入れておけば、それほど影響はないのではないかという素人考えです。
おねがい。
今回もそうですが、このシリーズを通して誤解していただきたくないことがあります。それはすべてのブログについて言っているわけではないということです。
たとえば今回ここでは否定的な例として挙げました、わたしのようにありふれた言葉だけを使った長いブログ名。わたしはこのような名前のブログを運営されておられるブロガーさんを批判しているわけでも、また批判したいわけでもありません。
ただ「ブログで稼ぐ」ということにだけ主眼をおいたわたしの妄想世界の中での勝手な正攻法と失敗法の開陳にすぎません。
とりあげる失敗例はすべてわたしのブログについての言及であり、批判対象としてとりあげ否定的な見方をしているのもこのブログにのみ限ったものです。
なにより、わたしが成功者ではないので、ただの失敗者の戯言とお聞き流し下さい。
また仮にわたしの失敗の逆打ちをしてうまくいったとしても、それは「振り込め詐欺」のようなものです。つまり、複数人に電話をかければその内ひとりぐらいはひっかかるでしょうというようなもの。数打ちゃ当たるです。
たまさかあなた一人当たったというだけのこと…その他大勢の失敗者のなかで…。
そもそも「失敗者の正攻法」なんてぇのが詐欺みたいなもの。真面目に受け取らないでくださいね。
本シリーズ構成
エピローグ:「稼げるブログ」の失敗王者あらわる!?
第1話【 ブログ名 】:それほど大事じゃないよ。ブログ名(たぶん)。
第2話【記事タイトル】:ブログで稼ぐために必要なことはたった1つだけ!…なのかもしれない
第3話【 記事内容 】:これも大事だよね!稼げるブログには…なにを書いたらいいの?記事内容!!
第4話【 記事構成 】:書き方1つで見やすさ激変!?アクセス数伸びるかも?「いい記事」と見せかけ方
モノローグ①:稼ぐブログはなぜこうなってるの?お宝ブログに共通点発見!?…できてません。
モノローグ②:三角な遊び心。四角な安定感。
第5話【 文 体 】:ブログ飯の言葉づかいはムリなくムダなく自然体…に、ちょっと盛り?
第6話【 まとめ 】:稼げるブログと稼げぬブログを比較してわかったこと?【まとめ】
エピローグ:アクセス数で見る。これがわたしの失敗実績!
あなたがブログ初心者であるのなら、こちらもいかが?