あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

第三はあやしく第四は鼻持ちならない。だから第五のモンテスキュー。

直接選挙という民意の第五権力

第三の男

第三の男

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • 発売日: 2011/02/14
  • メディア: DVD
 

 

 地域ごとに特色があり住民がより直接的に運営していく民主主義の実践の場となる地方自治をブライスさんは民主主義の学校と評しました。

 

 民主主義を蔑ろにする国政は学校における不良や劣等生みたいではないですか?

 

 学校でなにを学んだの?

 学校からなにか学んだの?

 不良や劣等生が国政になってはダメでしょっ。

 めっ!

 

 国政に支配されている学校が多いから独りよがりになってるのかな?

 学級崩壊どころか学校崩壊しちゃってて学校再建急務なの?

 

最弱民意

 一票の格差にしても6ヵ月の再婚禁止にしてもなかなか是正されず、ながく放置されています。

 市民への権限はつよいのに、司法権の立法権や行政権に対する権限、なんかよわい…。

 

権力の位階

 もっとよわいのは民主主義において第一義であるはずの民意。

 マスコミというか報道機関をその影響力から第四権力とみなすむきもあるようで、四権分立などともいうようですが、頭一つぬきんでて孤立して、頭角のお手入れをして波風立てないように足並みを揃える国政やマスコミ。

 これでは四権分立でも民意は反映されません。

目隠しして右手に剣を左手に天秤を持つユースティティア(Lady Justice)のフィギュア

 

 代議制が機能せず、個々の意見を直接集める国民投票なんかが非現実的なことではなくなってきた現代ですから、それなら直接の民意を第四?第五?権力として確立してしまったら?

 あるいはより明確なかたちで上位権力であるとしたりさっ。大統領拒否権みたいなものとか。権限はあっても手続き煩雑すぎるでしょー。

 

 モンテスキューさんは三権分立というより権力分立を謳っているのですし、「それはなしっ!」ということもないんじゃない?

 これも(シャルル=ルイ・ド・)スゴンダのすごみっ!

 ↑名前をみてどうしても言わずにはおけない衝動にまけました…。

 

フィクサー・モンテスキュー

 もうひとつ言っちゃいますと、モンテスキューさんの横顔がウィリアム・フィクナーさんとちょっと重なってみえて、(見た目よりも纏っている独特の空気感に近いものをかんじました)もしモンテスキューさんの映画を撮ろうとされる方がいらっしゃいましたら、ぜひともフィクナーさんで。(『プリズン・ブレイク』ではマイケルさんよりマホーンさんに目を奪われた者より。)

法の精神

法の精神〈上〉

  • 作者: モンテスキュー,野田良之
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1989/08/16
 

 

夜明けは近いか?日暮れが近いか?

 それにしても、現状のような惨状で、よく抵抗権の行使が革命権の行使へと進展して、そのなかから過激なひとたちが組織されて暴れ出さないなぁ、と、なんだかちょっと不思議なかんじ。

 けっして革命支持者ではないですよ。とおもっていたところの靖国神社での爆発事件。

 目的がなんであるにせよ、これは5W1Hのすべてまちがっちゃってるでしょー。