あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

本場が一番?

「本場」はおいしい?

 「本場の味」といわれるものは必ずしも「おいしい」を意味せず、その地域の方々が好む味がコレだという指標にすぎないのではないかとおもいます。

 

 おいしさを求めるのであれば「本場の味」より「日本人向けにアレンジしたもの」の方が「おいしい」と感じられる割合は高いのではないかなぁと…。

 

 食にあまり興味をもてない豊かさ一つ欠如している者ですから、グルメ番組みませんけれど、ザッピング中に海外や国内の外国料理店で「おいしい」という意味で「やっぱり本場の味ですねぇ~」と言っている映像を目にして気になったものですから…。

 

醤油と土地柄

 『世界ウルルン滞在記』だったとおもうのですが、あるホームステイ先で日本料理をふるまって、それが不評だったという回があったかとおもいます。

 原因は醤油で、スタジオの石坂浩二さんが「醤油を受け入れられるのは海沿いの地域で、海のない高山地帯や内陸地域では生臭さいと感じられてしまう」といったようなことをおっしゃられていたとおもいます。

金田一です。

金田一です。

  • 作者: 石坂浩二
  • 出版社/メーカー: 角川メディアハウス
  • 発売日: 2006/12
 

 

 世界で和食もひろく受け入れられ、寿司もブームがおきるほど一般的な料理となってきましたので現在の醤油事情はどうかはわかりませんが(なんとなく味噌は受け入れられて醤油はまだまだな感があるとおもいます)、味覚には地域差があるとおもいます。

 

分泌量の好み

 また、地域差や個人差などもありホントかどうかはわかりませんが、欧米の方と比べて日本人は唾液の分泌量が少ないようで、好みの食感や食味が異なり、唾液の量によって味覚もかわるようです。

 

 「もちもち」や「ふわふわ」という食感は唾液の分泌量の多い欧米の方には「べちゃべちゃ」と感じられ、反対に欧米のパンは唾液の分泌量の少ない日本人には「パサパサ」と感じられて嫌厭されるとおっしゃる方もおられるようですが、「日本のパン」好きな欧米の方や、「欧米のパン」を好む日本人もいますし、日本人からすると珍妙だったカリフォルニアロールなどをはじめとした欧米の変わり種のお寿司が逆輸入のように日本でも受け入れられるようになったり、生食文化のなかった欧米で日本の切り身のネタのお寿司が受け入れられるようになってきましたので、どうなのかなぁ~と。

 

 好みはかわっていくものですが、それでもやはり、「新奇さ」を求めているのではなく「おいしさ」を求めるのであれば「本場の味」より「アレンジした味」の方が無難なのではないかなぁ?

 

 なので「本場の料理店」にいって味の評価をしている方をみかけますと、それが好みであったのならいいのですが、口に合わずやいのやいの批評されるのは、それはちょっと違うのでは?と、食道楽の独り言。ついでに…→

 

容赦無いパン

 あっ!という間に急成長。

 アンティークのパンがすきです。

 チーズにしてもチョコにしても容赦ないテイスト&ボリューム

 なのでダイエット邁進中の方は忘れてください。でないと失敗しますよ~。

 そうでない方はぜひどうぞ。