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あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

報酬過多のハイパーソニック流行(ブーム)

芸術 芸術-音楽

ハイパーソニック・エフェクトの衝撃

 水中であったり計器を用いれば可視化することができますが、音速を超えて衝撃波を生じるソニックブームは目には見えませんが大音響をもたらします。

 

ハイパーソニックな効き目

 ひとの可聴域を超えた高周波音のハイパーソニックと呼ばれる音調は、これまでのCD音源では容量圧縮・節約のために切り落とされてきましたが、ひとの基幹脳や免疫系など、さまざまな恩恵をもたらすことが解明されてきまして、ハイレゾ(ハイレゾリューションオーディオ)音源が増えてきました。

 

 ハイパーソニックがもたらすこのような効果はハイパーソニック・エフェクトと名づけられています。

ハイパーソニック・エフェクトの研究ハイライト - Yamashiro Institue of Science and Culture

 

音を浴びる。音を体で聴く音浴効果。

 種々の実験から、ハイパーソニック・エフェクトは高周波帯域であってもホワイトノイズのようなノッペリとした単調なものでは効果がうすく、ゆらぎが必要なのだそうです。

 

 また、高周波は耳で聞いてもあまり効果はなく、身体に浴びると効果が発現するようです。

 これはちょうど可聴音とは反対ですね。

 可聴音は耳に届けなければどうともなりません。

 可聴音を身体に浴びても効果がないことも実験から明らかにされていることです。

第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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 ハイレゾ音源とそうでないものとを聞き比べてもその音質の違いはわかるひとにはわかるそうですが(超音波を感得できるひともおられるようですので)、そうではない大多数のひとにとってはわからないので気分次第のものとおもわれている節がありますが、ハイパーソニック・エフェクトという面にだけ限定して言えば、音質よりはどこで聞くかが重要なようですね。

 

効果をもっと浴びようとする傾向

 ハイパーソニックがひとにもたらす福利に報酬系の刺激もふくまれます。

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 ひとは高周波音源を聞くともっと大きな音で聴こうと音量をあげようとする傾向があるようです。

 可聴域を超えていますので音を大きくしたところで聞こえないとおもうのですが、報酬系への刺激を求めているようじゃぁありませんか?

 

伝搬するブーム

 ハイパーソニック音源の代表格にガムランがあげられます。

 ガムランには他の楽器に比べてより高く、より多くの高周波成分が含まれています。

 

 インドネシアではムバルン(団体や町ごとのガムラン演奏対決)などがおこなわれており、演奏者がトランス状態にはいることがあります。

 ガムランをもちいた儀式や舞踏劇、(歴史は浅いですが)バリ島のケチャなどではトランス状態にはいるひとがより顕著にみられます。

 トランスというのはあるていど伝播するようで、踊り手の1人がトランスにはいるとそこから広がって集団トランスにはいるということもままることです。

 

よりアツイ高音を求めて

 一昔前のディスコやすこし前のクラブの流行、ライブやコンサートが廃れないのもこのあたりにあるのかな?

 

 高音のアニメ声に高周波成分が含まれているかどうかはわかりませんが、他の声より多く含まれているとしたら、ハイパーソニック・エフェクトには美しいものをより美しいと感じさせる効果もあるようですから、アニメ声満載のアニメの方が他のアニメに比べてオタクの方が多い(?)のも、より魅力的にみえるからなのかな?

 わたしはアニメ声がにがてで魅力が減衰しますけれども。

 

 プツッ…といって始まるアナログレコード(LP盤)や、巻き戻し終わったときにガッと鳴って引きちぎれるのではないかと毎度心配をかけさせられるカセットテープ愛好者が今も残っているのも、デジタル機器に弱いからだとか、途中から再生できるからといったメリット以外に、無意識のうちに報酬を欲しているところがあるからなのかなぁ?

 

ハイパーソニック中毒

 糖質やアルコール、ギャンブルや麻薬など、直接的または遠因として、強かったり持続したりする報酬系の刺激は依存につながることがあります。

ザ・シンプソンズのリサのグラフィティ

 

 だとすると、Hypersonic(Effect)Dependence【ハイパーソニック(効果)依存症】によるwithdrawal symptoms[withdrawal psychosis]【禁断症状】をうったえる患者さんがそろそろ出はじめるかもしれませんね。

 

すでに発症している?罹患予備軍?

 もうすでにHypersonic addict【常用】傾向なひと、とくに「これでもか!これでもかっ!」と、ほんのすこしのすきま時間でさえイヤホンを耳にさして甘美なムーサmusicで埋めつくしている若者。

 大きな音で音楽を聞いているので難聴も増えている若者。

 

 神経系の度重なる刺激で馴化して、24時間求めていた音楽を25時間求めるようになってしまったり、四六時中のうちの23時間高周波をあびて、それをあびられないほんの1時間のあいだ不機嫌になってしまったり、それを理解していながらもイライラしてしまうようなHypersonic abuse【乱用】にならないように注意しないとならないのかもしれませんよぉ。

 

報酬コントロールによる心理操作の可能性

 音楽だけでなくゲームやグルメやコレクションなど、現代人は報酬にさらされ、報酬を求めてばかりいる報酬過多の環境にあるとおもいます。

 

 ひょっとすると高周波帯域内で周波数をコントロールして、ある種の音楽をつくりだして気分を操作したり、発話のようにして特定の行動をとらせる催眠やサブリミナル効果のようなものを生じるのかもしれませんね。

 

 最近はハイレゾ音源もその再生機器も小型大量安価に普及しだしていますので、わたしたちはもうすでに依存とサブリミナルのダブルパンチを受けていて想像以上に心理をコントロールされているのかもしれませんね。

 

 自分の意思は思いのほか思い通りにならないものでしょ?

 音の糸に操られているマリオネットかもよぉ。

 クンデラさんは『不滅』のなかでこんなことを言っています。

ある仕草はある個人の所有物だとみなすこともできなければ、その創造物とみなすこともできないし…その道具とみなすこともできないのである。が、反対は真実である。つまり、仕草のほうこそわれわれを利用しているのだ。われわれは仕草の道具であり、操り人形であり、化身である。

 

猟奇的な報酬

 わたしはハンニバル・レクターさんや阿部定さんにはあまり猟奇性を感じないのですが、可視・不可視にかかわらず何かでもって意図的に大勢のひとを操り支配して平和を斥けているひとがいるのではないかと想像するとき、そちらの方がよっぽど猟奇的に感じられます。

 

 たとえば、紛争地域にハイパーソニックブームを放って報酬系を刺激したら、攻撃性と報酬系が条件付けられて一向に戦火がやまなくなりそうじゃない?

 そんな状況を招いておいて興奮するわけでもなくただながめているひとがいたとしたら、それはもう狂気。

 さすがに猟奇的とおもわざるをえないです。

猟奇的な彼女

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 購買意欲を亢進するといわれるスーパーでおなじみの曲、「ジャパネットたかた」の髙田明さんや美空ひばりさんの声にひそむ1/fゆらぎの効果、もっとわかりやすいところでは「タケモトピアノ」のCMを聞くと泣いていた赤ちゃんがピタリッと泣き止むなど、音の影響はおおきなものです。

 

 ハイパーソニック・エフェクトの効果は正であれ負であれ、エフェクト【影響】であってBless【祝福・恩恵】を謳っているわけでも保障してくれているわけでもないので…

 

 HARRPみたいなものをつくれたとして、これを改良して平時にハイパーソニックを地球全域にboomとどろかせたら、みんな快感情を催して平和にならないかなぁ。

 馴化して満たされづらくなって「もっと快感情をぉぉおー!」とかなって過激になって、とんでもない状況になっちゃうのかなぁ。

 AIが使い出したらどうする~?…と、まぁ膨らむ妄想。止まぬわたしの報酬系。で、発想発散。極限はいずこへ?

気象兵器 - Wikipedia