あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

扉の中の世界

扉の中の住人

 たびたび乗せてもらうポルテくんには3年ほどまえから一人の住人がいます。

 アリくんです。

 

 寒くなってくると姿をみせなくなりますが、春も中頃ともなりますと、またぞろひょっこり顔を出し、目的もなくせわしなく、あちらこちらを走り回ります。

 一匹だけでどうやって生きているのか?車の中に食料はあるかい?もしかしたらどこかに巣があって、きみは斥候はたらきアリくんなのかな?

 というのも、ごくまれにもう一匹姿を現すことがあるから。

 

 今年はあらたにもう一人住人が増えました。

 クモさんです。

 

 ルームミラーの右端にブラ~ンッとこんにちわ初対面。

 ここにドリームキャッチャーかけている人もいますが、これはリアルなドリームキャッチャー。

 欲はあっても夢はないから、せめてアリくんとなかよくね。

ドリームキャッチャー (装飾品) - Wikipedia

 

扉の鍵を持つ管理人

 ポルテくんの運転者はずぼらで車の掃除をしたことがないとおっしゃっていますが、それにしては汚れていないので謙遜しているだけだとおもうのですが、もしそれがほんとうなら、アリくんもクモさんも掃除機に追い回されることがなく、退去させられるような危機がこのウインドウガラスの外の世界よりはすくないでしょうから、比較的快適にすごせているのかもしれないね。

 

 面と向かっては言えない立場ですから言いませんが、カーブのときにやや踏み込むクセがあったり、ややななめに駐車してしまったときにそれに気づいていても気にしなかったり、運転がヘタだということはありませんが(でも運転席側にこすった痕がありますけれど…)ちょっとだけあらいです。すみません。アリくんとクモさんをよろしく。

 

 クモさんをはじめて見たときは鮮やかな赤色が目に入り「もしやっ!これがうわさのセアカゴケグモ!?」とよぎりましたが、足が短く体長も小さく赤いのは目でしたので安心してください。

 どうぞあたたかく見守ってやってください。

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