可能性は可能であることとは別のもの。
可能性は確率の問題。
可能は結果・現実の問題。
ここにあるのはいくつもの可能性。
ただしたった一つしかない現実。
たった一つの現実には無限の可能性があったし、ある。
可能性は必然の対概念ではなくて、必然の未だ結果にならざる未来への現在よりの視座のこと。
パースさんは『連続性の哲学』で
すべての進化も曖昧なものから確定したものへ進んでいる。時間の進行とともに不確定な未来が…
と言います。
重ねあわせは可能(体)であって実体・現実ではありません。