あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

知の功罪


知の教え

 仏教や修験道では智をもって知を離れなさいと説き、だんだんどんどん学から離れていきます。

 

 道教においても老子は「学を絶てば憂い無し」と言います。

 

 「勉強しなさ~い……忘れるために」という感じですっごくとがってます。

 ロックでアバンギャルドです。

ロシア・アヴァンギャルド

ロシア・アヴァンギャルド

  • 作者: 亀山郁夫
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1996/06/20
 

 

知のスティグマ。知らぬスティグマ。

 知ることで開かれる悟りの道もあれば、知ることで閉ざされる極楽の門もあります。

 知っている分だけ滅する煩悩はおおく、知らない分だけ柵はすくない。

 

 知ってるからしなければならないこと。素通りできず見て見ぬ振りができなくなってしまうことがあります。

 

 知らないからできること。意識にも視界にもはいらず罪悪感を背負わずにすむことがあります。

 

 知ることは幸福だけでなくときに不幸ももたらします。

 なので知ることは手放しで賞賛されるようなことでもないとおもうんですが…。

 

時間の異なる知

 「神童も大人になればただの人」と称されるように、賢さやなんかは時間の流れの違いでしかないのではないでしょうか?

 

 答えにたどり着くまでが早い。

 何手も先を読める。博学である。作詞をした。などなど。

 

 そのひとのなかではまわりと比べて時間が濃縮されているかんじ。時間のながれが異なるの。

 

 裏をかえせばまわりのひとでも時間をかければできる、みたいな。

 ひとによってはできるようになるまえに寿命をむかえてしまうだけ。

 賢さはタイムトラベルなのかもね。

 

 賢いひとも地位や名誉、お金や支配のために時間・能力・知性をつかってるだけなら既存のフレームワークに囚われてて隷従者の域を出てないんじゃない?

“現代の全体”をとらえる一番大きくて簡単な枠組―体は自覚なき肯定主義の時代に突入した

“現代の全体”をとらえる一番大きくて簡単な枠組―体は自覚なき肯定主義の時代に突入した

  • 作者: 須原一秀
  • 出版社/メーカー: 新評論
  • 発売日: 2005/02
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