ナウシカの風
なんども映画の「ナウシカ」がテレビ放送されるのはなぜ?
おもしろくないというわけではなく、以後の作品すべてと比べても際立って話がわからないでしょ?
だからおもしろいとかおもしろくないとかの問題ではなくて、わからないが正確だと思うんです。
なんでもかんでも理解するべきだとはおもいませんよ。感じればいいんでしょうけど…ナウシカは知るともっとおもしろいと思うんですよ~。
そして映画の「ナウシカ」は決定的に足りない!と思うはずなんですよ~。
ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻函入りセット 「トルメキア戦役バージョン」
- 作者: 宮崎駿
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2003/10/31
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それもそのはずで、漫画の「ナウシカ」は三部作。
映画では第一部だけ。
地理的なところがやや複雑だったりストーリーや描写は子ども向けではないですよ。
でもこれを読むとジブリ映画というか宮﨑駿さんの通奏低音は漫画の「ナウシカ」にあると感じるのではないかと思うんです。
ここから吹く風がときに主題として全面に、ときに川面を撫でるような気づかれないほどの微風として流れています。
とくに「もののけ姫」がわからないというひとにはぜひとも一度浴びてほしい洗礼。
ずっと一貫しておなじ問題を逡巡してきた巡礼者のようにみています。
なんで「ナウシカ」続編つくらないんだろう?
ず~っと前衛的
一つの問題意識を持ち続けてきたひとの一人に押井守さん(というかその変遷というか、Production I.Gというか…)もあげられるのではないかと思います。
パトレイバー2 the movie → エースコンバット3 → 攻殻機動隊S.A.C( → スカイ・クロラなど)。攻殻は神山さん!神山さんでないと認めません!ストーリーも絵も声も、も~それはそれは。お喋りだけの「タチコマな日々」もいいよ~。不動のナンバーワン!
音楽もよくてねぇ~「カウボーイビバップ」「ウルフズレイン」「坂道のアポロン」などなど。
菅野さんいいよー!
とりあえず歌っとけばいい的なマクロス苦手だったけれど菅野さんだからF見ましたよ。
一話印象に残ったのが北欧神話のフレイとゲルズのような関係が描かれていたとこ。
意外とベースに北欧神話があるんじゃないかとおもったのですが…そうでもないみたい。
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