あめみか

「雨はいつもわたしのみかた。」 … 思想・哲学・世迷言からイラストまで、多岐にわたってたいへんくつに綴っています。

音楽の授業って…


得意なところはそれぞれ

 西洋の音楽は和音・ハーモニーを、東洋、日本の音楽は旋律・メロディーをより好むと聞いたことがあるのですが、一概には言えないにしても、そんな気がしないでもない日本人。

 

 ヒーリング系の音楽、たとえばジョージ・ウィンストンさん『Longing/Love(あこがれ/愛)』とかアンドレ・ギャニオンさん『めぐり逢い』とかすきなんだけど……演奏技術が…。

 じぶんで弾かなきゃだめ?

 うまいひとにまかそぅよぉ~旋律いいのにーいいところでコケられると癒されないよぉーもやもやのこさないでー。

 

衝撃の一点

 だいぶ前ですが、なにかの拍子に武満徹さんの「音、沈黙と測りあえるほどに」という衝撃的な言葉、これほど美しく絶妙な読点はなんだ!

 こんな美しい言葉をつむぐひとの音楽はどんなんなんなんだ?

と聴いてみたのですが……、うっ、これはわからない…けれど知りたい、となり、ちょっと調べてみようということで、楽譜は読めませんからスコアにはいかず、ひととなりを知ればもしかしたらなにか掴めるかもしれないと『武満徹著作集』に手を出してみました。が!予想通り空振りです。

 

 一巻は概ね自伝で撃沈。

 二巻以降に手を出す気力はなく今に至ります。

 まぁそれでも読点を知れただけで満足なんですがね。

音、沈黙と測りあえるほどに

音、沈黙と測りあえるほどに

  • 作者: 武満徹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1971/01
 

 

 きっと楽譜が読めると(とくに西洋)音楽をもっと楽しめるんだろうなぁと思います。

 スコアを読むといってもドレミの音階がわかるようになるということではありませんよ。そうではなくというか、それも含めて、音列、音階、転調、テンポなどでなにを表現しているのか、指揮者にはどんな風景がみえているのか、何十年、何百年と色あせない世界に没入できる目がほしかったのです。

 

音楽指導…?

 そこで思うのが音楽の公教育。

 集団が苦手な者にとって音楽の授業というのは責め苦です。

 現在の体育でのダンス必修など恐怖の大魔王です。

 この時代に学生でなくてよかった~と、しみじみ思います。

 

授業風景

 どこも同じというわけではないとわかってはいますが、なぜあぁも感情重視なんでしょう?

 「そこはもっと強く~、もっともっと。ほらもっと声だしなさいよー。情景を思い浮かべて~感情込めてっ!はいっ、そこー。ちがう、もう一回頭から。発表会まで日がないんだから、まじめにやりなさい!」って、うわぁぁぁあっ。トリハダもの!

 なにがどう違うのか説明なし!

 思い浮かぶ情景はあなたとは違うし!

 

 歌詞は覚えましたが楽譜読めませんから、スコアを見てるふりして人と目を合わさないための盾にして、スコアが視線の吹きだまりになってま~す。

 男子が咳き込んでますが「オレ、声変わりの時期だから声でないんだよねー」アピールして恥ずかしさまぎらわそうと画策してるだけなんじゃないですかぁ~?

 女子にはどんな手が残されてますか-?

 

 まぁおぞましい。

 好きなひとはいいですよ。苦手な者には畜生界。

 

なぜ教えない?

 あ~もっと音楽理論が知りたかったー。音楽家の歴史でもよかったのに。といってもモーツァルトとサリエリとか、ショパンとサンドとか、ワーグナーとコジマとか、ブラームスとクララ・シューマンとか扱いづらいか。

 

 美術の授業も感性重視もいいけれど、描画技法や歴史をもっと教えてくれればよかったのになぁ。

 便器にサインして出品したり(レディ・メイド)、弦を直接ひっかいて鳴らしたり、スコアがミミズがはった後のようになってたり、4分33秒沈黙したり、やってることは突拍子もない感じだけど、デュシャンさんやケージさんの考えはまっとうだからおもしろい。

 

 アレもだめ!コレもだめ!な美術の時間は窮屈だね。多少の制限はおもしろさが増すことあるけど。篠原有司男さんだったかな?「はじめてやったやつがえらい」的なこと言ってたの?ほっといたらはじめてたくさんうまれるかもね。収拾つかなくなるけど。

 

 ガラさんとの熱情と冷静(ここがわたしにはサンテックス(サン=テグジュペリ)ダブってみえます。トリプルなこともあるけど…ダブルイメージなだけに。

 時計よりリンカーンさんとか、なにより十字架のキリストさん!あの視点かっこいい!)や奇抜なおひげが印象的なダリさんですが、プリゴジンさんなどの科学者との交流を好み、芸術を数学と捉えていて、数式の踊る構想ノートが残されていて、クレバーなんですよねぇー。

 ひげがピンッとなって目をむいてる(そうなる前はまごうことなき美青年!)ダリさんの写真やアメの包装紙、夢の絵だけをみせられても、そのあたりのところがみえてこなくて、とらえ損ねると思うんですよー思想や歴史を知らなければ。

 

凸と凹のバランス?

 ダリさんや北斎さん、ルネサンス期前後の西洋絵画などの構図は比較的数学感でてますが、なぜかそこから抽象し、より先鋭的かつ直裁に表現しているはずのモンドリアンさんとかカンディンスキーさんとかクレーさんとか(だいぶバウハウスによっちゃってますが…)までいっちゃうと、なんでか数学感がうすらいだように感じてしまう、わたしには。

 

 ひっくりかえしてみてもわからないんですよぉ。

 これ以上ない絶妙なバランス、考え抜かれた配色の方程式だということは感じられて、いいなぁ~とは思うんですが…。

 全面に出てくるとひっこみ、ひっこむときわだつ、のかな?

 

 若い頃は定番に理由(わけ)もなく反発したいものですが、「ぶらぶら美術・博物館」五郎さんがモネを評して言っていたように「いいものはイイッ」。

 そうなると理屈も感性もバランスかー。

 

音楽家でもあるけれど音楽教師なんだよ。

 音楽の先生におねがいしたいのは、いつだったか「探偵!ナイトスクープ」で音痴を直す企画があったけれど、アレ!

 音とれない子に「周りの音をよく聞いて~。調和を大切にして。」とか言うのはナシでしょ~。

 よく聞いてるし合わそうとしてるよーそこへきて「もっと声だしてー」とか言われたら、どうしたらいいかわからないでしょうに。

 

 音痴問題ほんにんにまかせっきり?

 勉強みたいになんどもこなせばどうにかなるもんじゃないでしょ?

 

 よい音をよりよくすることばかりで、そうでもない音をよくすることへの配慮が欠けてない?

 「ナイトスクープ」では詳しい手法があかされなかったけれど、アレ勉強しようよ。

 音痴に音楽あげようよ-、声のお守りあげよぅよ。

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